オリエントロイヤルハウス経堂

Overview

マンション概要

マンション名

オリエントロイヤルハウス経堂


交通

小田急線「経堂」駅 徒歩14分


所在地

世田谷区桜上水2-2-13


建築年月

1988年 3月


構造

鉄筋コンクリート造地下1階付5階建


総戸数

23戸


新築分譲主

東洋リアルエステートほか


施工会社

小田急建設


専有面積

74.35m2 〜 159.18m2


価格相場

★★☆☆☆


売り出しレア度

★★★☆☆


独創的な佇まいの東洋オリエント

 オリエントロイヤルハウス経堂は、平成バブル景気真っただ中の1988年に分譲されました。
 オリエントロイヤル経堂を分譲したのは東洋リアルエステートで、近隣の「経堂オリエントコート」とともにバブリーなマンションを同じ時期に世に出しています。
 これらに共通する「オリエント」は”orient(東方)”と訳されることから、おそらく社名の東洋を由来としているのでしょう。

 まるで異国の大使館のような佇まいのオリエントロイヤル経堂は、エントランスの屋根部分およびバルコニーの庇を浅緑色であしらい、洗練された雰囲気を纏っています。
 また外壁の一部をアール状(曲線)にするなど、独創的でオリエントロイヤル経堂の”一点モノ感”を強く演出していますね。

平成バブル期らしい施設と間取り

 オリエントロイヤル経堂は新築時、富裕層向けに販売されたからか、割と広めの専有面積のが多いです。
 何にせよ100㎡以下のお部屋の間取りは1~2LDKしかありません。

 そして平置きの他に地下駐車場を備え、共用廊下は内廊下にするなど、いかにもバブリーな仕様が目立ちます。
 令和の新築マンションでは、なかなかお目にかかれない平成バブルのレガシーとも言えますね。

修繕積立金が安い謎

 オリエントロイヤル経堂の住戸は専有面積74㎡~159㎡と幅広いラインナップとなっています。
 ちなみに74㎡タイプの住戸は新築時の間取りが1LDKで造られており、庶民にとってはもはや訳が分かりませんね。
 これだけの広さがあれば、おひとりさまからファミリーまで満足のいく住空間を実現できることでしょう。

 一見すると優雅なオリエントロイヤル経堂ですが、それぞれの住戸の修繕積立金の設定が低すぎるのではないか、という疑問が湧いてきます。
 手元の資料で修繕積立金は1㎡当たり130円(2024年9月現在)となっており、これはどう考えても低すぎるんですよね。
 適正な修繕積立金の目安については省略しますが、国交省のガイドライン基準でこの規模だと、現在の3倍程度の徴収でもまったくおかしくないはずです。

 来るべき大規模修繕工事では一時負担金を集めるのか、あるいは金融機関から借入をするのかわかりませんが、そうなるパターンを覚悟しておくに越したことはありません。
 バブリーマンションの割に管理費が抑えられている点は評価できるだけに、この修繕積立金が低い背景を誰かに教えてもらいたいものです。

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この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。