ベルム経堂

Overview

マンション概要

マンション名

ベルム経堂


交通

小田急線「千歳船橋」駅 徒歩8分


所在地

世田谷区船橋5-1-15


建築年月

1990年 1月


構造

鉄筋コンクリート造地下1階付5階建


総戸数

6戸


新築分譲主

ミサワホーム


施工会社

竹中工務店


専有面積

127.39m2 〜 236.14m2


価格相場

★★★☆☆


売り出しレア度

★★★★☆


平成バブル景気の象徴、ベルム経堂

 ベルム経堂は平成バブル景気ど真ん中の1990年に、ミサワホームズ×竹中工務店という重量級タッグによって分譲されました。
 経堂界隈では1988年から1990年頃にかけて、このベルム経堂をはじめ多くのバブリーなマンションが分譲されましたが、それらバブリーマンションのなかでも一際尖っているのが、このベルム経堂です。

 ベルムの外壁はレンガ風タイルが惜しげもなく全面に貼り巡らされ、サッシも個性的で丁寧な仕上げがなされていることは外から見てもすぐにわかります。
 そして驚くべきことに総戸数が6戸と、いったいこの大きなマンションの中がどうなっているのか不思議でたまりません。

烏山川緑道と迂回路

 ベルムは南側道路を挟んで烏山川緑道があるため、緑豊かで四季の移ろいを間近で感じる絶好のロケーションで、住戸によってはバルコニーから緑道の木々に手が届きそうな距離感ですよ。
 これだけ近ければ緑道でペットの散歩や、趣味のランニングを身近に楽しめそうですね。

 ただ、ベルムの南側道路は主要生活道路(恵泉裏通り)が開通するまで迂回路として現状利用されており、それなりの交通量があります。
 恵泉裏通りが開通すれば、ベルムの住環境がワンランクアップすること間違いなしでしょう。

一般人にはハードルの高いベルム経堂

 ベルムは最も狭い住戸でも専有面積は127㎡あり、最も広い住戸は236㎡と一般人には理解しがたい構成となっています。
 何せ戸数が全6戸と少なく、さらに1戸当たりの専有面積が広いことからプライバシー性に優れ、ゆとりのある暮らしが実現できるいっぽうで、管理費などランニングコストの負担は相当に重いです。
 正確な情報はわかりませんが、最も広い住戸だと駐車場1台分込みで1ヶ月20万円ほどの支払いと推察され、子育て世帯にこれはかなりキツいです。

 それに加えて全6戸だと住民はみな顔見知りでしょうし、理事は2、3年おきに回ってくるのでしょうか。
 これだと東京暮らしのメリットでもある希薄な人間関係の気楽さを享受できませんし、管理組合のボスみたいな方には逆らえない風潮があるかもしれませんね。

 ベルムを中古で購入して住むとなると、毎月のランニングコストの支払いもさほど気にならず、新参者として他の5世帯の方々と上手くコミュニケーションを図っていく……ん~、やっぱり普通の感覚ではハードルが高い気がしますね。

Map

周辺地図

この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。