Overview
マンション概要
マンション名
第2経堂ヒミコセラン
交通
小田急線「経堂」駅 徒歩14分
所在地
世田谷区船橋5-21-19
建築年月
1982年 9月
構造
鉄筋コンクリート造地下1階付4階建
総戸数
19戸
新築分譲主
日榮開発
施工会社
多田建設
専有面積
41.32m2 〜 79.20m2
価格相場
★★☆☆☆
売り出しレア度
★★★☆☆
ヒミコセランの由来を紐解く
「ヒミコ」シリーズを分譲したのは日榮開発(すでに倒産)で、ファミリー向けには最もポピュラーなヒミコマンションをはじめ、ヒミコセラン、ヒミコハビタットの3ブランドを展開しました。
ヒミコとは、魏志倭人伝に伝わる邪馬台国の卑弥呼の名を拝借しているのでしょう(そう理解するほかない)。
マンション、セラン、ハビタットの違いは、マンションを基本路線としつつ、セランはちょっとだけ高級志向、ハビタットは階段で住戸を振り分けた戸建感覚、と本当に微妙な違いしかありません。
最後に名前の由来ですが、マンションおよびハビタットは”暮らすところ”というニュアンスの英単語なので、きっとセランもそんな感じの意味なんでしょうね(調べましたが、よくわかりませんでした)。
ヒミコ安定のエレなし4階建
ヒミコと言えば、エレベーターのない(通称:エレなし)4階建がデフォで、この第2ヒミコセランもその基本路線を踏襲しています。
実際のところエレベーターがないと上層階はやや大変ですが、保守点検や更新工事の費用が浮くぶん組合の財布は助かります。
先ほどセランはちょっとだけ高級志向と書きましたが、それはエントランスの取っ手を見ると一目瞭然。
ヒミコマンションは高床式住居の絵柄だったのが、セランは洋館にランクアップしています。
このセンス、私は好きだなぁ。
ヒミコセランの気になる点
第2ヒミコセランの住戸は専有面積が41㎡~79㎡とやや幅広で、おひとりさまからファミリーまでいろいろな顧客層にマッチしそう。
全ての住戸は東南向きバルコニーで、周辺は戸建やアパートが建ち並んでいるため、陽当りが良さそうな雰囲気も伝わりますね。
ただしエレなしマンションのため、3階と4階の住戸は毎日階段を上り下りしなければならず、とりわけ4階の住戸は売却の際に苦戦必至となるので注意が必要です。
あと目の前の赤堤通りは何気に交通量が多いので、住戸のポジションによっては騒音や振動が気になるかもしれません。
そして経堂と千歳船橋にヒミコセランは全3棟あるのですが、「経堂ヒミコセラン」「千歳船橋ヒミコセラン」に比べて、第2ヒミコセランは外壁に貼られたタイルも少なく貧相な印象を抱いてしまいます。
これならいっそのこと、タイルを貼らずにヒミコマンションを名乗った方がブランディング的に良かったのでは。
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