サンヴェール世田谷経堂

Overview

マンション概要

マンション名

サンヴェール世田谷経堂


交通

小田急線「経堂」駅 徒歩14分


所在地

世田谷区船橋5-33-22


建築年月

1994年 10月


構造

鉄筋コンクリート造地下1階付5階建


総戸数

60戸


新築分譲主

大和土地建物


施工会社

三菱建設


専有面積

53.78m2 〜 69.58m2


価格相場

★★★☆☆


売り出しレア度

★★☆☆☆


万人受け間違いなしのサンヴェール世田谷経堂

 サンヴェール世田谷経堂は1994年に大和土地建物によって分譲された、5階建のマンションです。
 社名に「大和」とありますが、あの大和ハウス工業とは無関係と思われ、大和土地建物は1990年代に「サンヴェール千歳船橋」などサンヴェールの名を冠したマンションを世田谷で4棟販売しました。
 ちなみにサンヴェールとはフランス語で”santé-vert(緑の健康?)”を意味するっぽいのですが、本当のところはよくわかりません。

 そんなサンヴェール世田谷経堂の外壁は濃淡わかれるライトグレー色のタイルが全面に貼られ、バルコニー側では外壁とすりガラスが規律よく整然と並んでいます。
 決して煌びやかさはありませんが、落ち着いたシックなその装いは老若男女問わず、万人受けすること間違いないんでしょうね。

全60戸は住宅街のなかで存在感を主張

 サンヴェール世田谷経堂は最寄駅からの距離はあるものの、周辺は戸建やマンションが建ち並ぶ比較的に閑静な住宅街に立地します。
 そんな住宅街のなかで、全60戸と世田谷ではそれなりの規模のサンヴェール世田谷経堂は、存在感をしっかり主張できていますね。

 食料品の買い物に関しては、ついにヨークマート桜上水店が閉店してしまったため、最寄りのスーパーに行くには10分以上歩くこととなってしまいました。
 ただ、近隣には災害用給水施設のある葭根公園や、球技が楽しめる中規模タイプの希望ヶ丘公園など点在しているので子育て世帯にとっては有り難いですね。

住戸のポジションが東寄りor西寄りで変わる眺望

 サンヴェール世田谷経堂の住戸のほとんどは専有面積が60㎡台の、ファミリー向けの間取りで構成されています。
 そして全60戸のうち実に33戸が65㎡タイプの”田”の字の3LDKとなっており、無機質ながらオーソドックスで使いやすい間取りが多い印象ですね。

 住戸は南向きと東向きにわかれていて、陽当りはそれなりといった感じですが、ひとくちに南向きといってもそのポジションにより眺望はかなり異なるようです。
 というのも、サンヴェール世田谷経堂が販売された2年後(1996年)には、南側隣接地の西方に6階建の「ソフィア経堂」が分譲されることとなりました。
 そのためサンヴェール世田谷経堂の南向き住戸の西方のポジションではソフィア経堂が視界を遮ることになり、中古売り物件が出た際は、所在階に関わらず住戸のポジションが東西どっち寄りなのかを確認するとよいでしょう。

 最後に、サンヴェール世田谷経堂には機械式駐車場があるのですが、慢性的に複数の空き区画が常態化しており、管理組合として苦肉の策でサブリース運用をしているようです。
 機械式駐車場はマンション管理における「カネ喰い虫」といわれ、20年から30年周期で多大な改修コストが必要となります。
 このままいくと、一部の区画を潰して平置き駐車場にするなどの対応が予測されますが、管理組合に駐車場の使用料収入が増えないとなると、将来の管理費の値上げ圧力になり得る点は注意したいですね。

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この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。