パシフィック馬事公苑前

Overview

マンション概要

マンション名

パシフィック馬事公苑前


交通

田園都市線「用賀」駅 徒歩20分


所在地

世田谷区上用賀2-3-1他


建築年月

1978年 5月


構造

鉄骨鉄筋・鉄筋コンクリート造11階建


総戸数

213戸


新築分譲主

太平洋興発


施工会社

鹿島建設
三井建設


専有面積

48.38m2 〜 68.44m2


価格相場

★★☆☆☆


売り出しレア度

★★☆☆☆


JRA馬事公苑の顔、パシフィック

 パシフィック馬事公苑前は、JRA馬事公苑前のイチョウ並木に寄り添う7,400㎡の広大な敷地に建てられた全3棟からなる大規模マンション。
 分譲主の太平洋興発はその社名の通りの「パシフィック」シリーズを昭和の時代に数多く世に出した、歴史ある不動産会社です。

 パシフィック馬事公苑前はJRA馬事公苑ゲートの真ん前に位置し、1号棟の上層階と3号棟の住戸はバルコニーから馬事公苑の緑が眺められます。
 ちなみに世田谷通り側(1号棟)手前のロイヤルホストの存在が、パシフィックの都会的な雰囲気の醸成に一役買っているんですけど、ここの駐車場は狭くて停めづらいんすよね。

馬事公苑前人気No.1のパシフィック

 馬事公苑前と名の付くマンションは他にもありますが、その立地や規模、修繕の様子、意匠など総合的に人気が最も高いであろうパシフィック。

 まず共用エントランスの長~い屋根付きのアプローチは、否応なくマンションに足を踏み入れるときの気持ちを高ぶらせますよね。
 マンション内の共用廊下は昭和レトロ感が強いですが、専有玄関や窓サッシ周りは交換済みで管理への意識の高さを窺わせます。
 最寄駅から距離はあるものの、世田谷通りを張り巡らす東急バス路線網を使いこなせば、パシフィックも案外便利な立地と言えるかも。 

 

ファミリーには手狭な間取りが玉にキズ

 かなり”推し”のパシフィック馬事公苑前ですが、全213戸のうちほとんどの住戸が専有面積50㎡~60㎡台であることが唯一の弱点です。

 ファミリーで住むにのにこのうえない恵まれた環境にも関わらず、4人家族がゆとりを持って暮らすのに適したサイズの住戸がありません。
 時代と言えば時代なのかもしれませんが、パシフィックは住宅すごろくのなかでDINKsやまだお子さんの小さいファミリーに向けて企画されたのでしょうか。

 とは言え、緑に囲まれ四季の移ろいを身近に感じることができ、定期的な修繕がしっかりと行われるパシフィックは文句なしにおすすめできる数少ないマンションのひとつです。
 お子さんが小さいときに、JRA馬事公苑内やイチョウ並木で一緒に遊べるのは最高のロケーションですね。

 最後に、JRA馬事公苑が眼前の3号棟の人気が最も高いですが、バルコニーから公苑内を見渡せない棟や住戸も決して安くありませんので、悪しからず。

Map

周辺地図

この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。