パーク・ハイム上用賀

Overview

マンション概要

マンション名

パーク・ハイム上用賀


交通

田園都市線「用賀」駅 徒歩19分


所在地

世田谷区上用賀4-33-17


建築年月

1977年 2月


構造

鉄筋コンクリート造4階建


総戸数

51戸


新築分譲主

三井不動産


施工会社

三井建設


専有面積

63.05m2 〜 104.37m2


価格相場

★★☆☆☆


売り出しレア度

★★★☆☆


三井のパーク・ハイム黎明期

 1977年にパーク・ハイム上用賀を分譲したのは三井不動産ですが、三井のマンションと言えば「パーク」シリーズで有名。
 シリーズのベースグレードである「パーク・ホームズ」の上位ブランドとして、この「パーク・ハイム」を展開しています。

 とは言え、パーク・ハイム上用賀が分譲された1977年当時はそれほど三井が分譲マンション事業に力を入れていたとも思えず、後年のパーク・ハイムと比べると、いささか普通な印象を受けずにはいられません。
 それは、道路向かいにある巨大な「馬事公苑前ハイム」があるからこそ、パーク・ハイム上用賀が埋没してしまっていると言い換えられるのかもしれませんが。

公園に隣接、陽当りは半永久的に不変?

 パーク・ハイム上用賀は東西に長い配棟で、全ての住戸のバルコニーは区立上用賀公園に面しています。
 そのため、陽当りや眺望は半永久的に変わらないものと思われますが、夏場に発生する蚊や小さい子どものはしゃぐ声などを苦手とする方は敬遠するのが無難です。

 そして4階建ですがエレベーターはついておりません(通称:エレなし)。
 そのため、4階部分の住戸は売却するのも苦戦を強いられますが、公園隣接のロケーションとあって、1階住戸でも高値取引が狙える稀有なマンションと言えるかもしれませんね。 

アクセス性の高さと気を付けたいポイント

 パーク・ハイム上用賀の住戸は、すべて専有面積が60㎡以上のファミリータイプで構成されています。
 住戸のほとんどは南向きで陽当りは申し分ありませんが、エレなしのためバリアフリーに優しくないうえに、マンション自体は壁式工法でリノベーションに制約がある点はあらかじめ抑えておきたいポイントです。
 また、エレなしと機械式駐車場がない点は維持修繕コストが低減できるため、実際に現在徴収されている修繕積立金が安いのもそれほど不安視する必要はなさそう。

 大きなウィークポイントである最寄駅からの遠さについては、世田谷通りと用賀中町通りを走る東急バスを上手く使いこなすことが解決につながります。
 これはバス路線が豊富なため、例えば用賀駅徒歩10分程度のマンションよりも、多方面へのアクセス性(渋谷、田園都市線、小田急線)は優れているとの見方も決して大げさではありませんので。

 パーク・ハイム上用賀は低層階の住戸を永住目的で購入するには問題なく、4階の住戸は将来の様々なパターンを想定して慎重に検討したいですね。

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この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。