弦巻パビリオン

Overview

マンション概要

マンション名

弦巻パビリオン


交通

田園都市線「桜新町」駅 徒歩12分


所在地

世田谷区弦巻5-14-26


建築年月

1970年 3月


構造

鉄筋コンクリート造7階建


総戸数

49戸


新築分譲主

日本宅研


施工会社

大末組


専有面積

28.14m2 〜69.75m2


価格相場

★★☆☆☆


売り出しレア度

★★☆☆☆


レトロなヴィンテージ感漂う弦巻パビリオン

 弦巻パビリオンは1970年に日本宅研によって分譲された、7階建のマンションです。
 同社は東京都内でパビリオンの名を冠したマンションを販売しており、調べたところ弦巻のほか代々木と目黒で計3棟のパビリオンの分譲実績がありました。
 ちなみにパビリオンとは”pavilion(館)”を指し、いかにも昭和チックな発想のネーミングですよね。

 そんな弦巻パビリオンの外壁はホワイト色の吹付塗装がなされ、丸みを帯びたバルコニーの形状からはレトロなヴィンテージマンションの香りが漂います。
 モスグリーンのレンガ調タイルとガラスブロックでデザインされたエントランスは、きっと新築当時はこれこそがお洒落の最先端だったんでしょうね。

閑静な住宅街で緑が身近に感じる暮らし

 弦巻パビリオンは最寄駅の桜新町から徒歩12分ほどと微妙に距離があるものの、周辺はマンションや戸建が建ち並ぶ比較的に閑静な住宅街に立地します。
 マンションの目の前の道路は幅員にゆとりがあり、特に東側道路は交通量が少なめなこともあって、静かで落ち着いた暮らしが期待できるでしょう。

 食料品の買い物はサミットストア桜店が徒歩5分ほどで利用できるほか、世田谷通り沿いには多くの飲食店が軒を連ねています。
 また、マンション南側道路の向かいに建つ「東急ドエル・アルス弦巻」の敷地内の豊富な緑樹が借景となり、四季の移ろいを身近に感じられそうですよ。

管理修繕に対する組合の意識の高さが窺える

 弦巻パビリオンの住戸は専有面積が40㎡台から60㎡台を中心とする、コンパクトサイズの間取りで構成されています。
 住戸は南・西・東向きにわかれていますが、西向きの低層階住戸を除きバルコニーの先は空間が広がっているため、陽当りや眺望に優れていることでしょう。
 ただ、マンションの形状からやむを得ないのですが、外壁が斜めになっている居室が散見されるのは使い勝手の面であまり良くないですね。

 一見すると弦巻パビリオンに敷地内駐車場がありますが、これらはすべて特定の住戸の専用使用権付きですので、その他大勢の住戸にとっては敷地内駐車場がないに等しい状況です。
 古いマンションにありがちな専用使用権付き駐車場の運用方法は、所有者間の不公平感が生まれやすいうえ、管理組合に使用料収入が入ってこない悪しき風習にも感じますね。

 弦巻パビリオンの外壁はきれいに塗装がなされていて共用部分の手入れも良く、管理組合の意識の高さを窺わせます。
 管理費・修繕積立金はトレンドに逆行しするように最近になって値下げをし、現行の平米単価は523円(2025年1月現在、以前は572円)と健全な組合運営を物語るようです。

 総じて弦巻パビリオンの築年数は相当経過しているものの、管理のしっかりした点は大きな安心感につながりそうです。
 「マンションは管理を買え」とよくいわれますが、弦巻パビリオンはその台詞に値するマンションであるように感じますね。

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この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。