桜新町シティハウス

Overview

マンション概要

マンション名

桜新町シティハウス


交通

田園都市線「桜新町」駅 徒歩13分


所在地

世田谷区弦巻4-34-11


建築年月

1990年 8月


構造

鉄筋コンクリート造4階建


総戸数

18戸


新築分譲主

住友不動産


施工会社

飛鳥建設


専有面積

56.20m2 〜 121.22m2


価格相場

★★★★☆


売り出しレア度

★★☆☆☆


ベースグレードらしからぬ桜新町シティハウス

 桜新町シティハウスは平成バブル景気真っただ中の1990年に住友不動産によって分譲された、4階建のマンションです。
 住友が展開するマンションの序列は「シティハウス<ガーデンハウス<グランドヒルズ」として知られますが、時代からかこの桜新町シティハウスはもはやベースグレードに見えないほどの存在感がありますね。
 ちなみに住友は世田谷新町で後に「シティハウス桜新町」を販売しましたが、この地名とシティハウスをひっくり返すだけの命名はややこしく混同しがちなので、勘弁してほしいものです。

 そんな桜新町シティハウスの外壁は二丁掛タイルを全面に纏い、時間の経過とともに風合いが変化して独特の存在感が増すフォルムに仕上がっています。
 エントランス周りは高級感のある石貼りでデザインされ、いかにも住友っぽい荘厳さが漂っていますよ。

マンションや戸建が建ち並ぶ住宅街に立地

 桜新町シティハウスはマンションや戸建が建ち並ぶ、比較的に閑静な住宅街に立地しています。
 マンションの目の前の道路は比較的交通量は多いものの、幅員にゆとりのある一方通行のため、安全で穏やかに暮らすことができるでしょう。

 食料品の買い物はサミットストア桜店が徒歩6分ほどで利用できるほか、オオゼキ上町店が徒歩8分ほどの距離にあるため、利便性はそれほど悪くないはずです。
 また、渋谷駅や目黒駅、都立大学駅へアクセスできる東急バス弦巻営業所がマンションから徒歩4分ほどの距離にあり、地味に便利なバス利用も侮れませんよ。
 

全18戸ゆえに管理費・修繕積立金は高くなりがち

 桜新町シティハウスの住戸は専有面積が80㎡台を中心とする、ファミリー向けの間取りで構成されています。
 すべての住戸は東南向きであり、バルコニーの先のほとんどは月極駐車場として利用されているため、現状の陽当りや眺望は概ね良さそうな雰囲気ですね。

 さすが平成バブルの頃に販売されたマンションらしく、桜新町シティハウスは全18戸の割にエントランスがふたつにわかれていて、エレベーターが2基設置されています。
 また、共用廊下は静穏且つ空調管理された内廊下設計ですので、高級感があって毎日を快適に暮らせそうです。

 ただしそれら快適な共用設備の維持管理には当然にコストがかかるため、桜新町シティハウスの現行の管理費・修繕積立金の平米単価は733円(2025年2月現在)とそれなりに高額な負担となっています。
 これには桜新町シティハウスの敷地内駐車場がなく、管理組合に使用料収入が入らないことも負担額の増加に影響してそうですね。
 でもまぁ桜新町シティハウスに住むような人にとってみれば、少々高額な維持費くらいどうってことないのかもしれませんが。

 最後に、桜新町シティハウスは壁式工法で建てられているため、躯体となる住戸内の一部の壁を撤去することができません。
 そのためリノベーション工事による間取り変更を前提として購入する場合、希望通りに変更できない可能性がありますので、事前にしっかり調査しましょう。

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この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。