弦巻ハイコーポ

Overview

マンション概要

マンション名

弦巻ハイコーポ


交通

田園都市線「桜新町」駅 徒歩12分


所在地

世田谷区弦巻4-34-9


建築年月

1969年 3月


構造

鉄筋コンクリート造5階建


総戸数

35戸


新築分譲主

社会保険福祉協会


施工会社

日東建設


専有面積

29.83m2 〜 63.78m2


価格相場

★★☆☆☆


売り出しレア度

★★★☆☆


社会保険福祉協会のハイコーポ

 弦巻ハイコーポは1969年に財団法人社会保険福祉協会(以下、社福協)によって分譲されました。
 やや紛らわしいですが、過去に松原建設というデベロッパーが同じ「ハイコーポ」シリーズを分譲しております。

 ちなみに弦巻ハイコーポ近隣の「ハイコーポ経堂」は松原建設が分譲したもので、今回の社福協が分譲したハイコーポは都内でもそれほど物件数は多くないようです。
 時代と言えば時代なのでしょうが、どちらも「マンション≒高層」とのストレートかつシンプルな発想で、ハイコーポと名付けた純粋な思いが、私は好きですね。

健康の増進を目的として企画された?

 ホームページによれば、社福協は「国民の健康・福祉の増進を目的として様々な事業を行っています」とのこと。
 だからという訳ではないでしょうけど、ハイコーポはエレベーターがついていません(通称:エレなし)。

 この界隈で4階建のエレなしマンションは普通にありますが、ハイコーポのように5階建でエレなしは珍しいです。
 さしづめ4階や5階の住民に対し、健康の増進を目的に毎日階段の上り下りを奨励する意味を込めて、社福協がハイコーポを企画・分譲したのかもしれません(そんなわけないか)。

築古ゆえの間取りに少々難あり

 ハイコーポの住戸は多くが専有面積が50㎡台で、3DKの間取りタイプがメインとなっています。
 率直に中途半端な広さである印象は否めず、また住戸によっては一部の壁が斜めになっているなど、使い勝手の良くなさそうな部分が見受けられます。

 また、分譲当初は洗濯機置場がバルコニーだったようで、その後リノベーション工事によって室内に洗濯機置場を移動している住戸もあるようですが、洗面脱衣室を圧迫したり冷蔵庫置場だった場所に無理やり持ってくるなどの弊害もありそう。
 加えてマンションが壁式工法のため、水周りの移動や大規模な間取りの変更は難しいケースもあるため、あらかじめ注意しておく必要がありますね。

 エレなしも含めて何かと難しい条件が揃ったハイコーポですが、春の季節は敷地に植えられた桜が咲き誇りとてもきれいですよ。

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この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。