




Overview
マンション概要
マンション名
レジオン経堂
交通
小田急線「経堂」駅 徒歩8分
所在地
世田谷区経堂5-27-22
建築年月
1981年 5月
構造
鉄骨鉄筋コンクリート造5階建
総戸数
33戸
新築分譲主
日商岩井
施工会社
長谷川工務店
専有面積
53.40m2 〜 110.54m2
価格相場
★★★☆☆
売り出しレア度
★★★☆☆
上級ブランドを志向したと思しきレジオン経堂
レジオン経堂は1983年に日商岩井(現、双日)によって分譲された、5階建のマンションです。
同社のマンションといえば、その社名の通り日商岩井マンションが有名ですが、レジオン経堂の館銘板を見ると「レジオン経堂_日商岩井マンション」の表記があるように、レジオンは日商岩井マンションの亜流シリーズなんでしょう。
結局レジオンは定着するに至りませんでしたが、経堂のほか代官山や白金などの販売実績を鑑みると上級ブランドを志向したフシが見受けられますね。
そんなレジオン経堂の外壁はレンガ調タイルが全面に貼られ、クラシカルで荘厳な雰囲気を漂わせます。
そしてエントランス脇に目を向けるとなぜか灯篭があるのですが、これって昭和マンションあるあるなんですよね。


駅徒歩8分で買い物に便利な立地
レジオン経堂は最寄駅の経堂から徒歩8分ほどの距離にあり、周辺はマンションやアパートが建ち並ぶ閑静な住宅街に立地します。
マンション東側の道路は現在は交通量が少ないですが、将来は甲州街道と世田谷通りを繋ぐ道路に整備される計画ですので、住環境の変化に注意が必要ですね。
食料品の買い物はライフ経堂店まで徒歩3分ほどと至近にあるうえ、駅南口から伸びる「農大通り商店街」も同じくらいの距離感にあって利便性は高めです。
また北に1分ほど歩けば烏山川緑道があって趣味の散歩やジョギングに適するいっぽう、浸水リスクはありますので事前にハザードマップを確認するようにしましょう。
過剰なエレベーター2基&アンバランスなバルコニー面積
レジオン経堂の住戸は専有面積が50㎡台から100㎡台までの、さまざまな世帯に対応するファミリー向けの間取りで構成されています。
住戸は南向きと東向きとにわかれていますが、ほとんどの住戸は南向きであり、且つ東向き住戸に至ってはバルコニーの先が道路のため、陽当りは概ね良さそうな雰囲気ですね。
ただし、マンションの南側隣接地にはギリギリのところに戸建や3階建の「マイネシュロッス経堂」が建っているため、眺望の塞がった住戸がそれなりにあるかもしれません。
そしてレジオン経堂には全33戸の割にエレベーターが2基も設置されているので、プライバシー性が高く共用廊下を少なくできるなどのメリットがあります。
共用廊下が少ないぶん、バルコニーや角住戸をより多く配置できますし、且つ住戸内の明るさや風通しはかなり良くなることでしょう。
いっぽうでエレベーターの維持改修コストは2倍かかることとなりますので、将来の修繕積立金の値上げ圧力には抗いにくいかもしれませんね。
最後にレジオン経堂で気になる点をいうと、住戸間によるバルコニー面積のアンバランスさがあるでしょうか。
例えば82㎡と83㎡の広さが近い3LDKタイプの南向き住戸がありますが、前者は2面バルコニーが12㎡付設するのに対し、後者は3.8㎡の広さのバルコニーしかなく、これはワンルームマンション並みの狭さです。
さらに言及すると、ややコンパクトな60㎡タイプの南西角住戸に至ってはルーフバルコニーを含めて22㎡を超える広さのバルコニーが付設するほど住戸間の違いが如実です。
このようにバルコニー面積ないし間取りの良し悪しによって、住戸の評価が大きくわかれる点には注意したいですね。
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