




Overview
マンション概要
マンション名
第3千歳船橋ヒミコマンション
交通
小田急線「千歳船橋」駅 徒歩22分
所在地
世田谷区船橋7-20-5
建築年月
1977年 9月
構造
鉄筋コンクリート造地下1階付6階建
総戸数
29戸
新築分譲主
日榮開発
施工会社
青木建設
専有面積
36.60m2 〜 62.40m2
価格相場
★☆☆☆☆
売り出しレア度
★★☆☆☆
一味違う感じもある第3千歳船橋ヒミコマンション
第3千歳船橋ヒミコマンションは1977年に日榮開発によって分譲された、6階建のマンションです。
同社はヒミコマンションをはじめヒミコセラン、ヒミコハビタットの3ブランドを展開し、ヒミコとは魏志倭人伝に伝わる邪馬台国の卑弥呼の名を拝借しているのでしょう(そう理解するほかない)。
マンション、セラン、ハビタットの違いはマンションをベースにしつつ、セランはちょっとだけ高級志向、ハビタットは階段で住戸を振り分けた戸建感覚、と本当に微妙な違いしかありません。
そんな第3千歳船橋ヒミコマンションの外壁はホワイトの吹付塗装がなされ、屋根部分はヒミコらしい煤けたカラーリング仕様となっています。
ところがエントランス外壁にはレンガ調タイルをあしらい、スロープまで新設されていて、ちょっとその辺のヒミコとは違う感じがしないではありません。


大きめの公園が徒歩4分圏内に点在
第3千歳船橋ヒミコマンションは駅から果てしなく遠いうえに環八通り沿いという、少々厳しい立地となっています。
ただ、マンションは環八通りの「千歳台」交差点から少し距離があるため、クルマやバイクの発車音などの影響は少なく済みそうな印象ですね。
食料品の買い物はサミットストア世田谷船橋店が徒歩8分ほどで利用できますし、またユニクロ世田谷千歳台店まで徒歩7分ほどの距離ですので、何かと便利なことでしょう。
そしてマンションから徒歩4分圏内には世田谷に4つしかない都立公園のひとつである蘆花恒春園と、さらに球技が楽しめる中規模タイプの希望丘公園もあって、子どもの遊び場に困ることはなさそうですね。
管理費・修繕積立金が割高になるのはやむを得ない
第3千歳船橋ヒミコマンションの住戸は専有面積が30㎡台から60㎡台の、ややコンパクトなファミリー向けの間取りで構成されています。
住戸はすべて南向きで陽当りは良さそうですが、バルコニーの先には8階建の「千歳船橋パークハウス」があるため、ほとんどの住戸の眺望は遮られているかもしれません。
さすがに6階建とあって第3千歳船橋ヒミコマンションにエレベーターは付いていますが、全29戸とそれほど規模感が大きくない点は気になるところです。
駅から遠い割に敷地内駐車場がないため駐車場使用料収入も見込めないですし、それでいてエレベーターの維持改修コストを負担するとなると、管理組合の収支は結構キツそうな感じがしますね。
実際に現行の管理費・修繕積立金の平米単価は576円(2022年6月現在)とそれなりの水準の金額がしっかりと徴収されているようです。
さらに第3千歳船橋ヒミコマンションでは2016年に耐震改修工事を実施したり、自転車置場にラックを新設したりと、管理組合の運営には安心感がありますね。
総じて第3千歳船橋ヒミコマンションは駅から遠いうえ、環八通り沿いの立地で築年数もそれなりとなると、セールスポイントに乏しい物件であることは間違いありません。
他のヒミコマンションのように自主管理ではない点が救いですが、それをどこまで評価できるのか、難しいところです。
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