四谷軒第5経堂シティコーポ

Overview

マンション概要

マンション名

四谷軒第5経堂シティコーポ


交通

小田急線「経堂」駅 徒歩8分


所在地

世田谷区赤堤1-43-14


建築年月

1974年 9月


構造

鉄筋コンクリート造5階建


総戸数

65戸


新築分譲主

四谷軒


施工会社

住友建設


専有面積

39.30m2 〜 66.00m2


価格相場

★★☆☆☆


売り出しレア度

★★☆☆☆


3、4がなくて四谷軒第5経堂シティコーポ

 四谷軒第5経堂シティコーポは「四谷軒第1経堂シティコーポ」販売から2年後の1974年に分譲された、5階建のマンションです。
 ところでこの四谷軒とは、もとは新宿四谷にあった牧場が四谷軒第5経堂シティコーポの先の赤堤通りを渡ったところに移転し(1985年に閉鎖)、四谷軒牧場と名付けられたことに由来します。
 ちなみに「四谷軒第2」は一棟賃貸マンションのようで、さらに私は「第3」「第4」の存在すら知りません。

 そんな四谷軒第5経堂シティコーポの外壁はライトグレーの吹付塗装がなされ、そんな外壁をバックに北沢川緑道の緑が色映えます。
 マンション北東側の室外機置場の手摺のカラーは以前ブルーで寒々しい印象でしたが、現在はブラウンに塗装し直していて、このチョイスは大成功ではないでしょうか。

北沢川緑道&三方角地の圧倒的開放感

 四谷軒第5経堂シティコーポは三方向を道路に面し、さらに残り一方向は北沢川緑道に面する圧倒的な開放感が大きな魅力です。
 ただ、緑道とバルコニーの距離感がものすごく近いため、バルコニーに出て緑を身近に味わうのはプライバシー的に少し難しいかもしれません。 

 食料品の買い物は経堂駅周辺の複数のスーパーが利用できるほか、赤堤通り沿いのドラッグストアが徒歩2分ほどの距離にあるので不自由はなさそうです。
 また、緑道を経堂駅方面に歩くことおよそ4分ほどで山下西公園があり、子育て世帯にとって暮らしやすい環境が整っていますよ。

近年の修繕工事によるバリューアップが目覚ましい

 四谷軒第5経堂シティコーポは新築時のパンフレットが入手できないため詳細はわかりませんが、住戸の専有面積は50㎡台を中心とするややコンパクトなファミリー向けの間取りで構成されているようです。
 住戸は緑道のある南西向きをメインに、赤堤通り沿いの一部住戸で西向きと東向きとがあるようですが、いずれの住戸もバルコニーの先は道路若しくは緑道のため、陽当りや眺望に恵まれた印象ですね。

 そして四谷軒第5経堂シティコーポ最大のウィークポイントは、5階建なのにエレベーターが付いていない(通称:エレなし)ことでしょうか。
 確かにエレなしによって共用廊下を少なくし、両面採光(両面バルコニー)を実現できるので、明るく風通しが良いうえに住戸内のプライバシー性を高められるメリットはあります。
 ただし、特に4階と5階の住戸は毎日の階段の上り下りは大変なうえ、将来売るにも貸すにも苦戦必至となることは間違いありません。

 最後に、2000年代はどんよりとした重苦しい雰囲気の四谷軒第5経堂シティコーポでしたが、昨今はそんなイメージを払拭するほどに、しっかりとした修繕工事が実施されている模様です。
 それは現行の修繕積立金の平米単価は383円(2025年5月現在)とそれなりの水準であり、修繕工事のための原資をしっかり徴収していることと無縁ではないでしょう。

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この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。