パーク・ハイム赤堤

Overview

マンション概要

マンション名

パーク・ハイム赤堤


交通

小田急線「経堂」駅 徒歩10分


所在地

世田谷区赤堤3-31-1


建築年月

1998年 3月


構造

鉄筋コンクリート造地下1階付8階建


総戸数

48戸


新築分譲主

三井不動産
細田工務店


施工会社

清水建設・細田工務店共同企業体


専有面積

58.94m2 〜 109.83m2


価格相場

★★★★☆


売り出しレア度

★★☆☆☆


三井に住んでいます、と言いたいハイム

 パーク・ハイムは三井のマンション「パーク」シリーズのベースとなる、パーク・ホームズの上位グレードとして展開されたブランド。
 かつて三井のCMで「わたしは、三井に住んでいます。」というキャッチコピーがありましたが、これはパーク・ハイムに住んでこそ、ぜひ言ってみたい台詞ですね。

 パーク・ハイム赤堤はアルファベットの”L”の文字を180度回転させた形状をしており、赤堤通り側の高層棟と北側の低層棟の2棟で構成されます。
 外観は落ち着いたグレー系がメインでアクセント的にホワイト色があしらわれた外壁タイルは上品さを纏い、さすがハイムと言ったところですね。

元牧場跡地に建つパーク・ハイム

 パーク・ハイムは開放感のある東南角地に立地し、南側の赤堤通りは交通量がそれほど多くないため、それほど騒音を気にする必要はなさそう。
 加えて経堂駅とともに世田谷線(通称:セタ線)の松原駅が徒歩10分ほどの距離なので、上町や三軒茶屋に出るのもスムーズです。

 余談ながらパーク・ハイムはかつての四谷軒牧場跡地に建っており、同街区にはその石碑があります。
 四谷軒牧場とは、もとは四谷にあった牧場が移転してその名を引き継ぎ、その後は高度経済成長に伴う急速な宅地化とともに1985年に閉鎖されたものです。
 ここに牧場があったなんて、令和の現代ではまったく信じられませんよね。

真に価値あるものは常に割高、を体現

 パーク・ハイムの住戸は専有面積70㎡台の間取り3LDKを中心に、58㎡~100㎡超まで幅広いラインナップを揃えています。
 駅からの距離を考えるとおひとりさまから多人数ファミリーまでターゲットとなる立地で、そのすべてを取り込む大らかさが良いですね。
 そして高層棟はマンションらしい陽当りと眺望を望む暮らしが実現できるいっぽうで、低層棟は空と緑と住宅街を眺めながら世田谷らしい環境を享受できる二面性も魅力です。

 パーク・ハイムは小田急線とセタ線が使える利便性や優れた住環境、あるいはその佇まいから滲み出る高級感、さらに三井のネームバリューなど総じて平均評価の高いマンションであり、それがゆえ値崩れを起こしにくい点はメリットでしょう。
 それは逆に買主目線からすると、売りに出てくる住戸はパッと見でかなり割高な印象を抱きますし、しかしそれでも売れていくという割り切れないジレンマを覚えます。

 「真に価値あるものは常に割高である」、パーク・ハイムはこれを地で行く数少ないマンションのひとつですね。

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この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。