




Overview
マンション概要
マンション名
グランイーグル千歳船橋
交通
小田急線「千歳船橋」駅 徒歩18分
所在地
世田谷区船橋7-17-8
建築年月
2012年 5月
構造
鉄筋コンクリート造10階建
総戸数
30戸
新築分譲主
グランイーグル
施工会社
ピーエス三菱
専有面積
63.17m2 〜 94.05m2
価格相場
★★★☆☆
売り出しレア度
★★★☆☆
良くも悪くも無難な仕上がりのグランイーグル千歳船橋
グランイーグル千歳船橋は2012年にグランイーグル社によって分譲された、10階建の高層マンションです。
同社は1977年に設立され、本社のある大田区を中心に新築マンションや建売分譲などを手掛ける総合不動産会社で、現在もグランイーグルの名を冠したマンションを販売しています。
平成バブル崩壊やリーマンショックを乗り越えたところを見ると、やはり着実なドミナント戦略が功を奏したのかもしれませんね。
そんなグランイーグル千歳船橋の外壁は濃淡まだらなライトブラウンタイルが貼られ、良くも悪くも万人受けしそうな無難なフォルムです。
マンションの「顔」ともいえるエントランスや館銘板についても実にシンプルで、もう少し華があってもいいんじゃないかと思うのは私だけでないはず。


環八・飲食店・葬祭場に囲まれる立地
グランイーグル千歳船橋は駅から果てしなく遠いうえに環八通り沿いという、ダブルパンチの立地となっています。
さらにマンションは北と南をファミレスと葬祭場に挟まれ、何とも賑やかというか慌ただしいというか、とにかく微妙な立地であることに間違いありません。
食料品の買い物はサミットストア世田谷船橋店まで徒歩10分ほどかかりますが、ユニクロ世田谷千歳台店が徒歩5分くらいで利用できる立地のため、利便性は悪くなさそうです。
そしてマンションから徒歩6分圏内には世田谷に4つしかない都立公園のひとつである蘆花恒春園と、さらに球技が楽しめる中規模タイプの希望丘公園もあって、子どもの遊び場に困ることはなさそうですね。
使用料無償の駐車場1台が付くのは果たしてメリットか
グランイーグル千歳船橋の住戸は専有面積が60㎡台と70㎡台を中心とする、ファミリー向けの間取りで構成されています。
新築当初の間取りを見てみると、オーソドックスで使いやすそうな3LDKが多く、間取りの良し悪しによる価格差はなさそうな印象です。
住戸の多くは環八通りに面する西向きにバルコニーを配置していて、クルマやバイクからの騒音は避けられないものの、陽当りや眺望に関しては相当恵まれていることでしょう。
そして、グランイーグル千歳船橋最大の特徴は使用料が無償の駐車場が1台分付いてくることでしょう(使わなければ貸し出しもできるらしい)。
これは駅から遠く、ファミリー世帯が多く暮らすグランイーグル千歳船橋にとって一見メリットが大きいように見えますが、個人的には諸刃の剣に映ってしまいます。
というのも、一般のマンションで敷地内駐車場の使用料収入は管理組合の重要な収入源ですが、グランイーグル千歳船橋にはそれが1円たりとも入って来ません。
さらに設置されているのは維持改修コストが高い機械式駐車場であり、新築後まもない頃はあまり気にならないでしょうが、改修時期(設置して20年から30年ほど経過)が到来したときに慌てて修繕積立金を値上げするなどの対応に追われるのではないでしょうか。
決してグランイーグルだけではないですが、すべての住戸が機械式駐車場を1台分無償で使用できる新築マンションを販売しているデベロッパーは、決して顧客ファーストでないことを肝に銘じるべきです。
むしろ心理面で駐車場使用料を住宅ローンの返済額に上乗せさせ物件を売りやすくするとともに、無償とする引き換えのデメリット部分をしっかり説明しないのは、かえって悪質なんじゃないかと感じますよ。
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