小田急コアロード世田谷桜丘

Overview

マンション概要

マンション名

小田急コアロード世田谷桜丘


交通

小田急線「千歳船橋」駅 徒歩6分


所在地

世田谷区桜丘5-40-2ほか


建築年月

1998年 3月


構造

鉄筋コンクリート造4階建


総戸数

32戸


新築分譲主

小田急不動産


施工会社

小田急建設


専有面積

58.29m2 〜 85.43m2


価格相場

★★★★☆


売り出しレア度

★★★☆☆


2棟で構成されるコアロード世田谷桜丘

 小田急コアロード世田谷桜丘は1998年に小田急不動産によって分譲された、2棟から成るツインレジデンス。
 小田急のマンションといえばグリーンハイムに始まりコアロード、そして現在はリーフィアレジデンスのブランド名でマンション分譲事業を展開しています。
 ホームページによるとコアロードとは”core(邸宅)lord(気高い人)”を意味しており、日本語に直すと少し仰々しいネーミングですね。

 そんな小田急コアロード世田谷桜丘の外壁は石やレンガ、ブラウンタイルが上品にデザインされ、個人的にすごく好きなフォルムです。
 なお、マンションは道路を隔ててともに16戸ずつの北棟・3階建「グレーステラス」と、南棟4階建「ノーブルテラス」で構成されています。

スーパーや公園に近く子育てに最適

 小田急コアロード世田谷桜丘は最寄駅の千歳船橋から徒歩6分ほどの距離にあり、環八通りや小田急線を絶妙に避けるロケーションとなっています。
 駅からは小田急線の高架を沿うようにアプローチするため、暗い時間帯における子どもや女性のひとり歩きもそれほど心配なさそうですね。

 食料品の買い物は千歳船橋駅周辺の複数のスーパーが利用できるほか、サミットストア砧環八通り店が徒歩5分ほどの距離にあって選択肢は豊富です。
 また、マンションから徒歩5分圏内には弁天公園や笠森公園など子どもが遊べる公園が点在していて、子育て世帯にとって暮らしやすい環境が整っていますよ。

高コスト体質&南棟の資産価値下落リスクに注意

 小田急コアロード世田谷桜丘の住戸は専有面積が50㎡台から80㎡台までの、ファミリー向けの間取りで構成されています。
 すべての住戸は南向きで、北棟のバルコニー先は道路がありますし、南棟のバルコニー先は月極駐車場として利用されているため、いずれも陽当りや眺望に恵まれていることでしょう。

 ただしこの月極駐車場は敷地がかなり広いので、将来マンションなどが建つ恐れはじゅうぶんにあります。
 もし仮にそうなった場合、南棟住戸の眺望は悪化することとなり、資産価値の下落に見舞われるリスクがあることはしっかり抑えておきましょう(その意味でいうと北棟は下値が堅い)。

 小田急コアロード世田谷桜丘は北棟・南棟ともにエレベーターの設置があり、つまり全32戸に対し2基もエレベーターが設置されている計算になります。
 さらに機械式駐車場がそれぞれの棟にあるため、中古マンション界隈でカネ喰い虫ツートップと称されるエレベーターと機械式駐車場をともに抱えた高コスト体質である点には注意しましょう。
 現行の管理費・修繕積立金の平米単価は464円(2019年10月現在)となっていますが、個人的な感覚では全然これでは済まない印象を持っています。

 最後に、北棟と南棟の過去の取引データを見てみると、南棟のほうが売りに出る件数が圧倒的に少ないため、成約平米単価の違いについてはよくわかりませんでした。
 一般に「条件の良い物件ほど売りに出ない」といわれますので、その言葉通り捉えると南棟のほうが人気がありそうですが、先に述べた資産価値下落リスクを内包するだけに、何とも難しい判断ですね。

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この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。