経堂コンド

Overview

マンション概要

マンション名

経堂コンド


交通

小田急線「経堂」駅 徒歩5分


所在地

世田谷区宮坂3-2-10


建築年月

1973年 8月


構造

鉄骨鉄筋コンクリート造9階建


総戸数

41戸


新築分譲主

東京住邸


施工会社

北野建設


専有面積

41.17m2 〜 80.22m2


価格相場

★★★☆☆


売り出しレア度

★★☆☆☆


駅チカの立地が光る経堂コンド

 経堂コンドは1973年に東京住邸によって分譲された、9階建のマンションです。
 同社は1970年代から80年代初頭にかけて、東京都内で数多くのコンドシリーズのマンションを販売しました。
 とりわけ南青山や西麻布、代々木などの駅チカ且つブランド立地に建っている印象が強いですね。

 そんな経堂コンドの外壁はライトグレーの吹付塗装がなされ、整然と並ぶバルコニーの柵が美しいデザインに仕上がっています。
 ちょっとエントランスが地味でパッとしない感じがしないではありませんが、ほかのコンドマンションも似たり寄ったりなので仕方ないですかね。

駅チカながら閑静な住宅街が広がる

 経堂コンドは最寄駅の経堂から徒歩5分ほどの距離にありながら、周辺にはマンションが建ち並ぶ閑静な住宅街が広がり、まさに鬼に金棒のような条件が揃っています。
 南側道路のユリの木通りは幅員にゆとりがあり、且つ交通量はそれほど多くもないので、静かで穏やかな暮らしが期待できるでしょう。

 食料品の買い物は経堂駅周辺にスーパーが複数あるため、選択肢に困ることはなさそうです。
 また、ユリの木通りを東に2分も歩けば山下西公園があるので、子育て世帯にとって暮らしやすい環境が整ってますよ。

ファミリー向け3LDKタイプの住戸は少なめ

 経堂コンドの住戸は専有面積が40㎡台から80㎡台までの、さまざまな世帯に対応する間取りで構成されています。
 ただ、ファミリー向けの3LDKタイプの間取りは東南角のタテラインの6戸しかありませんので、3人家族や4人家族にとってはチャンスが限られるかもしれません。
 住戸はすべて東南向きで、バルコニーの先は敷地内駐車場ないしユリの木通りが走っているため、陽当りや眺望を阻害されることはないでしょう。

 外から見ると、経堂コンドの共用部分はきれいに手入れがなされていて、マンションの資産価値を維持するための管理組合の意識の高さが窺えます。
 現行の管理費・修繕積立金の平米単価は527円(2023年9月現在)と、ここ30年ほど金額を変更していないようで、これは早い段階で高い水準の負担を続けてきた証左であります。

 最後に経堂コンドは、いわゆる旧耐震基準(※1981年5月31日以前の建築確認)のマンションであり、首都圏での大地震に対する不安は拭いきれません。
 経堂コンドは築後半世紀を経過していますし、今さら耐震工事を実施するよりは建替え議論を行うほうが現実的かもしれませんから、中古で購入するうえでのリスク要因として頭に留めておきましょう。

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この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。