ファミール経堂アンシェール

Overview

マンション概要

マンション名

ファミール経堂アンシェール


交通

小田急線「経堂」駅 徒歩8分


所在地

世田谷区経堂5-32-15


建築年月

2001年 3月


構造

鉄筋コンクリート造5階建


総戸数

28戸


新築分譲主

丸紅


施工会社

丸紅建設


専有面積

50.33m2 〜 86.42m2


価格相場

★★★☆☆


売り出しレア度

★★★☆☆


凹凸フォルムが美しいファミール経堂アンシェール

 ファミール経堂アンシェールは2001年に丸紅によって分譲された、5階建のマンションです。
 丸紅のマンションといえば長らくこのファミールの名を冠しましたが、この頃はファミール+αのフレーズを名付けるのがブームらしく、今回はアンシェール(Anncher)が添えられました。
 ちなみにアンシェールは当初フランス語の”en-ciel(架け橋)”と思っていましたが、スペルが違うようで意味については正直よくわかりません。

 そんなファミール経堂アンシェールの外壁はブラウンタイルが貼られ、雁行型設計で存在感ある凹凸フォルムが美しいデザインに仕上がっています。
 ただ、エントランスは城山通りと逆側の目立たない地味なところにあって、何だかちょっと勿体ない感じもしないではありませんね。

区内屈指の買い物利便性の高さが自慢

 ファミール経堂アンシェールは最寄駅の経堂から徒歩8分ほどの距離にあり、周辺はマンションや商業施設が集結する賑やかなロケーションとなっています。
 ただ、城山通りは言うほど交通量は多くありませんし、コロナ禍以降は夜間に出歩く人も減ったため、以前より住環境は向上した感もありますね。

 食料品の買い物はマンションの東側にライフ経堂店が隣接し、さらに城山通りを挟んで質はともかく安価な商品が並ぶ業務スーパー経堂店があるため屈指の利便性の高さを誇っています。
 またマンションから北に1分も歩けば烏山川緑道が流れ自然が身近ないっぽう、その土地の低さゆえ浸水リスクがありますのでハザードマップを確認しましょう。

DINKsや3人家族にピッタリの間取り多し

 ファミール経堂アンシェールは全28戸中25戸が専有面積が50㎡台の、コンパクトなファミリー向けの間取りで構成されています。
 もともと3LDKの間取りは2戸しかないことから、4人以上のファミリー層にはターゲットにしにくいマンションでもありますね。

 住戸は南向きと東向きとにわかれますが、南向き住戸のバルコニーの先は城山通りに面するため、陽当りや眺望に優れていることでしょう。
 いっぽうで東向き住戸は目の前に3階建の戸建住宅と、その先にライフ経堂店があって少し景観が芳しくない印象です。
 ただ雁行型設計のファミール経堂アンシェールは、その形状を活かして二面採光や複数バルコニーを付設させた住戸が多く、一般のマンションよりも採光性や風通しが良さそうな雰囲気ですね。

 全28戸とやや小ぶりなファミール経堂アンシェールでは、現行の修繕積立金の平米単価は355円(2025年7月現在)とそれなりに高めの水準で徴収されています。
 これは大規模修繕工事を実施するうえで原資となるだけに安心感がありますし、維持改修コストの負担が大きい機械式駐車場の設置がないこともプラスといえるでしょう。

 総じてファミール経堂アンシェールは駅までの距離感や買い物利便性、管理組合の活動状況など、すべての面において平均点を上回るハイスペックな物件であるように感じます。
 本音では3LDKの住戸がもっとあれば良かったように感じますが、そうすると全体の戸数が減って1戸当たりのランニングコストが増えるのは間違いなく、結局どちらが良いのかはわかりません。

Map

周辺地図

この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。