




Overview
マンション概要
マンション名
赤堤明穂マンション
交通
小田急線「経堂」駅 徒歩7分
所在地
世田谷区赤堤1-36-21
建築年月
1970年 10月
構造
鉄骨鉄筋コンクリート造3階建
総戸数
9戸
新築分譲主
明穂産業
施工会社
田中建設
専有面積
53.45m2 〜 56.84m2
価格相場
★★☆☆☆
売り出しレア度
★★★★☆
何ともいえない寂寥感の赤堤明穂マンション
赤堤明穂マンションは1970年に明穂産業によって分譲された、3階建のマンションです。
同社は主に1970年代に東京・城西エリアを中心に、社名でもある明穂の名を冠した数棟のマンションを販売しています。
ちなみに赤堤明穂マンションが完成した8年後に明穂産業は、同じ街区にて「赤堤明穂ハイツ」を販売しており、この赤堤1-36エリアはちょっとだけ明穂ムラっぽくなってますね。
そんな赤堤明穂マンションの外壁はライトグレーの吹付塗装がなされ、ドン突き(※行き止まり道路の突き当り、を指す業界用語)の立地も手伝ってか、何ともいえない寂寥感がありますね。
戸数が少なく、広い道路に面しているでもない赤堤明穂マンションゆえに、分譲マンションであることを知らない不動産業者も多いのではないでしょうか。


緑道が近く静か且つ穏やかな住環境
赤堤明穂マンションは最寄駅の経堂から徒歩7分ほどの距離の、邸宅街として名高い赤堤一丁目アドレスに立地しています。
周辺は落ち着いた住宅街が広がり、且つマンションはドン突きゆえにクルマや人通りはほぼなく、静かで穏やかな暮らしが送れることは間違いないでしょう。
食料品の買い物は経堂駅周辺の複数のスーパーが利用できるほか、赤堤通り沿いのドラッグストアまで徒歩4分ほどと利便性はそれなりに高そうです。
また、マンションから徒歩4分ほどで北沢川緑道が流れているので、趣味の散歩やジョギングなどにピッタリの環境が整ってますよ。
難易度が高い全9戸の自主管理マンション
赤堤明穂マンションの住戸は専有面積が(中住戸)53㎡と(角住戸)56㎡の、ふたつの住戸タイプのみで構成されています。
ワンフロアーに3戸の配置となっているため必然的に角住戸が多く、且つすべての住戸は南向きのため、陽当りや風通しに優れる住戸が多いことでしょう。
ただ、赤堤明穂マンションで避けて通れないウィークポイントは、やはり全9戸の小ぶりな規模に加え、共用部分を自主管理で運営している点です。
まぁ戸数が少ないといっても、赤堤明穂マンションはエレベーターなどの共用設備が少ないため、管理修繕コスパは決して悪くない(と言うより、むしろ良い)と思われます。
ただし理事の順番は比較的早く回ってくることが予想され、普通に考えて3、4年周期でしょうから、一般のマンションと比べると負担は少し重めでしょうか。
そして気がかりなのは自主管理のほうで、これは管理会社への委託費用をカットできるメリットがあるいっぽう、管理組合の運営の属人性が高くなりがちです。
つまり組合運営に対して知識や経験、行動力を併せ持った透明性の高い理事長がいれば心強いのですが、そういう人が抜けたり、あるいは頼りきるのも考えものです。
赤堤明穂マンションではないですが、とある自主管理マンションでは不透明な資金流出があったり、長年理事長を務めていた人が工事業者からキックバックを受領していたような話は散々聞きましたし、さもありなんという感じはします。
その観点から、全9戸で築年数が相当経過した赤堤明穂マンションの管理組合は「ちょっとしたムラ社会」が形成されているかもしれず、何も考えずそのなかに飛び込むのは大きなリスクであることはしっかりと頭に入れておきましょう。
このように戸数が少ない自主管理マンションは、事前に組合運営についての知識をしっかり習得し、プライベートでそれなりに時間が割ける人以外におススメはしにくいですかね。
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