ライオンズマンション経堂第3

Overview

マンション概要

マンション名

ライオンズマンション経堂第3


交通

小田急線「経堂」駅 徒歩4分


所在地

世田谷区経堂1-11-19


建築年月

1982年 4月


構造

鉄筋コンクリート造4階建


総戸数

18戸


新築分譲主

大京


施工会社

新建設


専有面積

22.35m2 〜 52.15m2


価格相場

★★★☆☆


売り出しレア度

★★★☆☆


ライマン王道のレンガ風タイル貼り

 ライオンズマンション経堂第3を分譲したのは、言わずと知れたマンションデベロッパー界の雄・大京。
 ライオンズマンション(通称:ライマン)は昭和40年代の吹付スタイルの外観から脱却し、このレンガ風タイル張りの、リノベ業界で言うところの「俺たちのライマン」が定着しました。

 平成ふたケタ年以降、ライマンの外壁はシックな色合いのタイル張りに移行しただけに、この昭和50年代のレンガ風ライマンは中古マンション史におけるノスタルジーを感じずにはいられない王道たる装いで、私は好きですね。

駅近ながらも穏やかな暮らしを望めそう

 ライマン経堂第3は経堂駅から徒歩4分の距離の東南角地に立地しています。
 駅からのアクセスは南口から伸びる「農大通り商店街」を通れば、買い物や飲食にも便利であっという間に到着する感覚に陥るほど。

 また、南側の道路幅は広いうえに交通量も多くないため、温かく穏やかな暮らしが期待できそう。
 さらに1階および東向き住戸のバルコニーには目隠し用のすりガラスを設置するなど、採光性とプライバシー性との両面を取り込んだ工夫も見逃せません。

立地と物件価格以外の細かな点も要チェック

 ライマン経堂第3の住戸はコンパクトサイズがメインで、専有面積は30㎡から50㎡のゾーンが主流となっています。
 経堂駅から徒歩4分の距離かつ「農大通り商店街」至近の立地とあって、おひとりさまやDINKsを対象にした投資家向けマンションの意味合いもあったのでしょうか。

 4階建のライマン経堂第3にちゃんとエレベーターが付いているのは安心できますが、全18戸と小ぶりなこともあって維持修繕コストが割高になるのはやむを得ないところです。
 すでに管理費と修繕積立金の平米単価は860円(2024年7月現在)となっており、これは平成バブル期のゴージャスなマンションのような例外を除くと、かなり高めの設定ですね。

 また新築分譲時から給湯は電気温水器を利用しているため、月々の電気料金も気になるところ。
 立地は申し分ないものの、細かいところを見れば見るほどライマン経堂第3は、より慎重に検討を進めるべきマンションであることを考えさせられます。

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この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。