馬事公苑前シティハウス

Overview

マンション概要

マンション名

馬事公苑前シティハウス


交通

田園都市線「桜新町」駅 徒歩19分


所在地

世田谷区桜3-17-11


建築年月

1979年 2月


構造

鉄筋コンクリート造3階建


総戸数

18戸


新築分譲主

住友不動産


施工会社

鴻池組


専有面積

70.63m2 〜 81.37m2


価格相場

★★☆☆☆


売り出しレア度

★★★★☆


団地然とした住友シティハウス

 馬事公苑前シティハウスは大手財閥系の住友不動産により、1979年に分譲されました。
 世田谷で住友が分譲したマンションにおいて、この馬事公苑前シティハウスは「三宿シティハウス」に次いで2件目と歴史を感じるマンションでもありますね。

 住友が展開するシティハウスは同社のシリーズで最もベーシックなマンションブランドですが、ただ馬事公苑前シティハウスは住友っぽくないと言うか、誤解を恐れずに言えば団地然とした佇まいです(ちなみに三宿シティハウスは普通に「マンション」っていう感じ)。
 その理由は外壁はホワイトの吹付タイプでエントランスと呼べるものはなく、複数の出入口から階段を上って左右に住戸が振り分けられていて、まさに団地と同じ構造なんですね。

ちょっとキラキラした雰囲気の馬事公苑

 馬事公苑前シティハウスはその名の通りJRA馬事公苑のすぐ傍に立地しています。
 馬事公苑周辺は元TSUTAYAが入っていたビルやロイヤルホスト、東農大など集まっていてちょっとだけ世田谷セレブっぽさのある、キラキラした感じが良いですよね。

 最寄駅からの距離は果てしなく遠い馬事公苑シティハウスですが、世田谷通りは東急バスが走っていて、バス利用で渋谷や小田急線、田園都市線へのアクセスが地味に優れています。
 中途半端に駅から徒歩10分ほどのマンションよりも、実はバスのほうが利便性が高いケースもありますよ。

”エレなし”がメリットしかない不思議

 馬事公苑前シティハウスの住戸は専有面積が70㎡と81㎡の2パターンで、いずれも間取りは3LDKタイプとシンプルな構成です。
 全ての住戸は南向きで1階の住戸に専用庭を設けているため、開放感があって陽当りもとても良さそう。

 マンションにエレベーターの設置はなく(通称:エレなし)階段でのアプローチとなりますが、共用廊下がごく僅かのため各住戸のプライバシー性は高く、採光性や風通しの良さも実現しています。
 まぁエレなしと言っても3階建なので、大きなデメリットは見当たらず(自身の足腰が弱ったときは別)、むしろ保守点検やリニューアル工事のコストが掛からない点を踏まえると、むしろエレなしはメリットしか感じられません。

 そして馬事公苑前シティハウスは”世田谷低層マンションマジック”が発動し、一般には不人気とされる1階の住戸も比較的に高値で売却できるのも見逃せません。
 低層マンションを望む買主はそもそも眺望を重視しておらず、仮に1階の住戸を敬遠していたらいつまで経っても買えないリスクがあるので、1階の住戸であっても躊躇いがないんですね。

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この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。