ハイツ千歳船橋

Overview

マンション概要

マンション名

ハイツ千歳船橋


交通

小田急線「千歳船橋」駅 徒歩8分


所在地

世田谷区桜丘4-19-12


建築年月

1982年 2月


構造

鉄筋コンクリート造3階建


総戸数

14戸


新築分譲主

丸増


施工会社

丸増


専有面積

27.90m2 〜 74.67m2


価格相場

★★☆☆☆


売り出しレア度

★★★☆☆


ベージュ色タイルが小ぎれいなハイツ

 ハイツ千歳船橋は1982年に丸増(すでに倒産)が分譲した、3階建のマンションです。
 同社は1970年代前半に、丸増マンションを井荻と芦花公園で販売していたことは判明していますが、何にせよ「ハイツ+地名」を組み合わせたマンション数は膨大なため、丸増がハイツをどれだけ手掛けたかはよくわかりません。

 そんなハイツ千歳船橋の外壁は意外にも(この言い方は失礼か)全面ベージュ色のタイルが貼られていて、小ぎれいな印象を抱きます。
 ただエントランス(というか、ただの門)や北側のブロック塀はおおよそマンションのそれとは言い難く、この辺りをリニューアルするだけでグッと雰囲気が良くなるのに…とつい思ってしまいますね。

閑静な低層住宅街で管理コスパは良好

 ハイツ千歳船橋は最寄駅の千歳船橋から徒歩8分とほど近いうえ、周りは建築物の高さに対して最も厳しい第一種低層住居専用地域の住宅街に佇みます。
 住環境は申し分なく、周辺には広めの農園が複数点在するため、まさに牧歌的なセタガヤライフを満喫できそうな立地と言えますね。

 総戸数が14戸と小ぶりですが管理会社は入っていますし、規模が小さいぶん角の住戸を多く配置できるメリットもありますので、これはこれで悪くないかもしれませんよ。

広大な区立農園に面し、抜群の眺望が自慢

 ハイツ千歳船橋の住戸はバラエティに富んでおり、専有面積が27㎡から75㎡までの幅広いラインナップになっています。
 ただし全14戸のうち9戸が50㎡台であり、3DK(2LDK?)の間取りが多いことから、3人家族くらいがギリギリという微妙な構成でもあります。

 住戸のほとんどは南向きと思われ、南側隣接地はお隣のマンションの専用通路のため空間が確保されており、さらに通路先は区立桜丘農業広場(要は、農園)が広がるため、信じられないくらい眺望は優れていることでしょう。
 この区立農園に将来何かが建つ可能性が高いのか低いのか私にはわかりませんが、あまりにも広い土地のため一抹の不安は拭えません。

 マンションに当然エレベーターはないですが(通称:エレなし)、まぁ3階建なのであまり影響はないどころかエレベーターの保守点検やリニューアルをしなくて済む点で、逆にエレなしはメリットかもしれません。
 それにしても気になるのは、マンション屋上には貯水槽があったと思しき枠組みだけが残されていて、これがハイツ千歳船橋の廃墟感をいっそう高めているよう感じます。

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周辺地図

この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。