Overview
マンション概要
マンション名
セザール世田谷桜丘
交通
小田急線「千歳船橋」駅 徒歩10分
所在地
世田谷区桜丘4-20-21
建築年月
1996年 1月
構造
鉄筋コンクリート造3階建
総戸数
26戸
新築分譲主
セザール
施工会社
大木建設
専有面積
51.65m2 〜 60.03m2
価格相場
★★★☆☆
売り出しレア度
★★★★☆
青紫色タイルを纏う低層3階建セザール
セザール世田谷桜丘は1996年にその名の通り、セザール(すでに倒産)によって分譲された低層3階建のレジデンス。
同社は当時中堅マンションデベロッパーで、この青紫色の外観フォルムと専有面積が50㎡台で無理やり3LDK(3DK)タイプを造ってマンションを販売していました。
そんなセザール世田谷桜丘も例外ではなく、外壁は微妙に濃淡で緩急をつけた青紫色のタイルが全面に貼られ(セザールが全面にタイルを貼るのは珍しい)、爽やかな印象をもたらしています。
私は以前この青紫色タイルが好きになれませんでしたが、トレンドが一周した感もあって、好きじゃないというよりむしろ好きかも、という感情が芽生え始めています。
周辺に点在する農園に囲まれた生活
セザール世田谷桜丘は最寄駅の千歳船橋から住宅街や農園の脇を歩くこと10分の、開放的で明るい東南角地に立地します。
周辺は建築物の高さに対して最も厳しい第一種低層住居専用地域であり、世田谷らしい閑静な低層住宅街の暮らしが期待できそう。
ただ世田谷らしいと言っても、周辺に点在する広めの農園はあまりに牧歌的であり、何なら多摩地区の匂いがしないでもありません。
これは身近に自然を感じつつ、ゆったりと子育てをしたいファミリーにとっておススメできますよ。
セザール鉄板、50㎡・3DKのゴリ押し
セザール世田谷桜丘の住戸はその多くが専有面積50㎡台前半の、3DKタイプの間取りで占められます。
前に述べたように、50㎡そこそこで無理やり3DK(2SLDK?)を押し込むため、LDKと各居室はかなり窮屈な印象。
マンションの形状はアルファベットの”U”の字をしていて、道路に面する南向きと東向き住戸の眺望は問題ないものの、隣接建物のある西向き住戸の眺望は塞がっており、価格に差が出そうですね。
また、バルコニーの外壁に半透明ガラスを一部採り入れ、室内を明るくするアイデアは良いと思いますよ。
エレベーターが付いていない(通称:エレなし)のはややデメリットですが、エレなしと言っても所詮は3階建ですし、セザールが分譲したとあらばそれも納得してしまいます。
広さの問題はあるものの、その立地と最低限整っている設備を鑑みれば、セザール世田谷桜丘には決して侮れない実力があるようにも見えますが、果たして。
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