ハウス経堂

Overview

マンション概要

マンション名

ハウス経堂


交通

小田急線「経堂」駅 徒歩8分
世田谷線「宮の坂」駅 徒歩4分


所在地

世田谷区宮坂1-29-19


建築年月

1973年 7月


構造

鉄筋コンクリート造4階建


総戸数

29戸


新築分譲主

住友商事


施工会社

石原建設


専有面積

60.59m2 〜 143.30m2


価格相場

★★☆☆☆


売り出しレア度

★★★★☆


商社らしい流麗なフォルムの住商ハウス

 ハウス経堂は1973年に住友商事によって分譲された、4階建の低層マンションです。
 住商が分譲するマンションと言えばハイム、クラッシィハウス、レジデンスコートあたりが有名ですが、ハウスのブランド名もあったんですね。

 そんなハウス経堂の外壁は、縦に細長い濃淡わかれるオレンジ色のタイルで貼り巡らされ、まるで波打つかのようなバルコニー柵の曲線が流麗で柔らかな印象をもたらします。
 1970年代に販売されたマンションでここまでタイルがしっかりと貼られ、意匠面で優雅さを演出したマンションはあまり見当たらないため、当時のハウス経堂はトレンドの先端を走っていたんでしょうね。

2駅2路線にアクセスしやすい便利な立地

 ハウス経堂は最寄駅の経堂から徒歩8分の距離にあり、開放的な明るい南・東・北の三方角地に立地します。
 また世田谷線(通称:セタ線)の宮の坂駅も至近で、ここから田園都市線や京王線へのアクセスもしやすいです。

 周辺は比較的に閑静な住宅街ですが、マンション東南角にある交差点(城山通り)を双方に曲がるクルマが多いため、ちょっとうるさく感じる方がいるかもしれません。
 そういう意味では東西に長いマンションの形状をしているため、交差点から離れる西側住戸のほうが若干暮らしやすいと言えるでしょうか。

エレなし・カーペット・電温などクセ強し

 ハウス経堂の住戸は専有面積が60㎡台から140㎡台まで幅広いラインナップですが、全29戸のうち27戸は97㎡を超える大型の間取りとなっています。
 ほとんどの住戸は南向きで、敷地の南方向にマンション駐車場を配置していて、さらにその先には道路のため陽当りや眺望は恵まれていることでしょう。

 ハウス経堂にエレベーターはない(通称:エレなし)ため階段でアクセスする必要があり、その階段の配置が複数にわかれ共用廊下が少ないです。
 そのため南北両面バルコニーを設けることができ、採光性や風通しを向上させてプライバシー性を高めるなど、エレなしゆえのメリットも見逃せません。
 ただ、やはりエレなしのデメリットは大きく、4階住戸は毎日の階段の上り下りが大変ですし、将来売るにも貸すにも苦戦は避けられないでしょう。

 さらに管理規約で床フローリングへの貼替が禁止されていること、給湯は電気温水器を利用しなければならないことなど、築古マンションならではのネックも散見されます。
 最後に、格安で利用できるマンション駐車場は特定の住戸の専用使用権付きとなりますので、売り物件が出た際はしっかりチェックしましょう。

Map

周辺地図

この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。