Overview
マンション概要
マンション名
第3馬事公苑ヒミコマンション
交通
田園都市線「桜新町」駅 徒歩17分
所在地
世田谷区桜3-9-15
建築年月
1979年 6月
構造
鉄筋コンクリート造3階建
総戸数
9戸
新築分譲主
日榮開発
施工会社
青木建設
専有面積
28.60m2 〜 61.10m2
価格相場
★★☆☆☆
売り出しレア度
★★★★★
ヒミコ史上、類を見ない簡素な第3馬事公苑
第3馬事公苑ヒミコマンションは1979年に日榮開発(すでに倒産)によって分譲された、3階建のマンションです。
同社はヒミコマンションをはじめヒミコセラン、ヒミコハビタットの3ブランドを展開し、ヒミコとは魏志倭人伝に伝わる邪馬台国の卑弥呼の名を拝借しているのでしょう(そう理解するほかない)。
マンション、セラン、ハビタットの違いは、マンションを基本路線としつつ、セランはちょっとだけ高級志向、ハビタットは階段で住戸を振り分けた戸建感覚、と本当に微妙な違いしかありません。
そんな第3馬事公苑ヒミコマンションの外観は安定のホワイト色の吹付スタイルで、シンプルの一言に尽きます。
話は変わり、第3があるとなれば第2馬事公苑ヒミコマンションもあると思いきや、第2はすでにこの世に存在しません。
その理由については、別の記事で触れますね。
セタ通沿いは買い物便利、渋谷駅もバス1本
第3馬事公苑ヒミコマンションは最寄駅の桜新町からは果てしなく遠いですが、世田谷線の上町駅なら徒歩12分の距離と、ギリギリ使えなくもない立地です。
ただマンション北方向の世田谷通り(通称:セタ通)に出れば東急バスが頻繁に走っているため、ここから渋谷駅方面にアクセスするほうが現実的かもしれません。
買い物に関してはセタ通沿いにサミットストア桜店がありますし、飲食店なども多数でまさに「食うに困らない」立地と言えそう。
前面道路は一方通行でそれほどクルマも通らないため、静かで安心して暮らせる環境も嬉しいですね。
究極にコストカットされたヒミコマンション
第3馬事公苑ヒミコマンションの住戸は専有面積が20㎡台から60㎡台のラインナップとなっています。
ただメインは50㎡台と60㎡台の3DKタイプの間取りで、ヒミコシリーズによく見られる”例のパターン”ですね。
住戸はすべて南向きで、マンション周辺は建物の高さが最も厳しい第一種低層住居専用地域のため背の高い建物もなく、陽当りは良さそうな印象です。
ヒミコの3階建とあらばエレベーターがない(通称:エレなし)のは当然で、エレなし自体がマイナスに働くことは考えなくてもよさそう。
そればかりかマンションにありがちな共用設備といった類のものがほぼ見当たらず、維持運営コストは最低限で済みそうな点は大きな強みと言えるかもしれませんね。
立地と言い、マンションの諸条件と言い、なかなか特徴を見出しにくい第3馬事公苑ヒミコマンションですが、周辺のマンションと比べて割安に買えそうなのは間違いないところ。
すべてを割り切って安く買うことだけにフォーカスすると、案外違って見える部分があるかもしれません。
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