太閤コーポ経堂

Overview

マンション概要

マンション名

太閤コーポ経堂


交通

小田急線「経堂」駅 徒歩7分


所在地

世田谷区宮坂1-19-18


建築年月

1981年 2月


構造

鉄筋コンクリート造4階建


総戸数

9戸


新築分譲主

太閤建設


施工会社

練馬建設


専有面積

50.15m2 〜 69.59m2


価格相場

★★☆☆☆


売り出しレア度

★★★★☆


表向きは凛とした佇まいの太閤コーポ

 太閤コーポ経堂は1981年にその名の通り太閤建設(おそらく倒産)によって分譲された、4階建のマンションです。
 同社は1980年前後に都内で複数棟の太閤コーポを販売しており、世田谷ではこの経堂のほか「太閤コーポ若林」の分譲実績があります。

 そんな太閤コーポ経堂の外壁はレンガ調タイル貼りで、小ぶりながらも凛とした堂々たる佇まいが印象的です。
 ただマンションの裏手(南側)に回り込むと吹付でお茶を濁しているのはご愛嬌、と言ったところでしょうか。

2駅2路線が使える閑静な住宅街に立地

 太閤コーポ経堂は最寄駅の経堂から徒歩7分とほど近いうえに、周辺は閑静な住宅街という恵まれた立地が魅力。
 前面は幅員にゆとりのある道路で、しかもそれほどクルマが通らないため、静かで落ち着いた暮らしが期待できます。

 普段の買い物は、西方向に徒歩4分ほどの距離の「農大通り商店街」で事足りますし、あるいは逆の東方向では世田谷線(通称:セタ線)の宮の坂駅も利用できますので、セタ線を使って三軒茶屋駅や下高井戸駅へのアクセス性に優れた点も、太閤コーポ経堂の隠れた実力と言えそうです。

エレなし&自主管理マンションに不安も

 太閤コーポ経堂の住戸は事務所1戸を除いて、全8戸のうち7戸が69㎡タイプで構成されています。
 2階以上はすべて南向きの角住戸となっており、さらに南北両面にバルコニーを配置していることから、陽当りはもちろん採光性や風通しも良いことでしょう。

 ただし太閤コーポ経堂にはエレベーターがない(通称:エレなし)ため、特に4階住戸は毎日階段の上り下りが大変なうえ、将来売るにも貸すにも苦戦必至となることは間違いありません。
 さらに全9戸という少ない規模であることも、スケールメリットの点ではかなり不利と言えそう。

 加えて太閤コーポ経堂は新築当初から自主管理で運営してきたことも、気になります。
 これはマンションの維持運営コストが安く済むメリットがあるいっぽうで、適切な修繕が実施されているかどうか、また必要な修繕費が計画的に積み立てられているかどうか、不安が大きいです。
 将来管理会社に委託するとしたら管理費はグッと値上げせざるを得ませんし、このまま自主管理を続けて住民が高齢化していくなかで、管理組合が機能不全に陥るリスクもあってやはり心配ですね。

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この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。