BELISTA下高井戸駅前

Overview

マンション概要

マンション名

BELISTA下高井戸駅前


交通

京王線・世田谷線「下高井戸」駅 徒歩2分


所在地

世田谷区松原3-30-19


建築年月

2010年 10月


構造

鉄筋コンクリート造8階建


総戸数

62戸


新築分譲主

藤和不動産


施工会社

東急建設


専有面積

30.09m2 〜 67.79m2


価格相場

★★★★☆


売り出しレア度

★★★☆☆


藤和最後のBELISTA

 BELISTA(ベリスタ)下高井戸駅前は2010年に藤和不動産(三菱地所レジデンスに合併)によって分譲された、8階建のマンションです。
 同社は過去に藤和シティコープや藤和(地名)ホームズを各地に多数分譲していた老舗のマンションデベロッパーで、このBELISTAを最後に三菱地所レジデンスと合併し、マンションデベの歴史に終止符を打ちました。
 BELISTAとは”Best Life Stage(最高の暮らしの舞台)”を語源に名付けたとされ、その由来からは藤和のマンションづくりへの熱量を感じさせてくれますね。

 そんなBELISTA下高井戸駅前の外壁はホワイト色のタイルがスッキリ爽やかで、バルコニー外壁に採用した半透明パネルが柔和な雰囲気を演出しています。
 エントランス周りに煌びやかさはないものの、どことなくシンプルゆえの上品さも感じられ、これはこれで好印象です。

商店街が充実、下高井戸駅に至近の立地

 BELISTA下高井戸駅前は京王線と世田谷線の2路線が利用可能な下高井戸駅から商店街を通って2分という、得難い希少な立地に最大の価値があります。
 それでいて全57戸と中規模なスケールとあって、マンションが周辺に与える存在感も大きいですね。

 下高井戸駅は商店街が充実しているため普段の買い物はまったく不自由しないでしょうし、電車を利用すれば新宿や三軒茶屋まで1本でアクセスできる利便性の高さが自慢。
 京王線の線路や甲州街道が近いため、住環境が良いとは言い難いですが、そこまで望むのはちょっと欲張りすぎと言えるかも。

これから起こる周辺環境の変化に注意を

 BELISTA下高井戸駅前の住戸は専有面積が40㎡台を中心とした、コンパクトサイズの住戸が多くラインナップされています。
 下高井戸駅から徒歩2分で南側が京王線の線路という立地もあってか、おひとりさまやDINKsをターゲットに企画されたんでしょうね。
 電車が走る際の騒音はするものの住環境が悪いとまで私は思いませんので、もう少し広めのファミリー向け住戸があった方が良かったようにも感じますが。

 住戸は東向きと南向きにわかれ、現状は陽当りや眺望は申し分ないのですが、東側道路を挟んで広めの駐車場があるのは気になるところです。
 さらに南側の京王線の線路は高架化事業が決まっており、将来は3階くらいまでの住戸はバルコニーの先が塞がる可能性が高いです。

 BELISTA下高井戸駅前は京王線の高架化事業やマンション周辺土地の開発事業を前提に、住戸のポジションによって資産価値の下落に見舞われるリスクも考慮しつつ、慎重に購入を検討したいですね。

Map

周辺地図

この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。