千歳第1マンション

Overview

マンション概要

マンション名

千歳第1マンション


交通

小田急線「千歳船橋」駅 徒歩8分


所在地

世田谷区船橋2-1-1


建築年月

1974年 11月


構造

鉄骨鉄筋コンクリート造7階建


総戸数

22戸


新築分譲主

吉岡工務店


施工会社

桐越建設


専有面積

38.78m2 〜 61.27m2


価格相場

★★☆☆☆


売り出しレア度

★★★★☆


ステーキハウスの印象しかない千歳第1マンション

 千歳第1マンションは1974年に吉岡工務店によって分譲された、7階建のマンションです。
 千歳「第1」と名乗るだけあって「第2」があるのかと思いきや、調べた結果「第2」は見当たらないので、いずれ建築されるのかもしれませんね(たぶん違う)。

 そんな千歳第1マンションは南側道路に面した外壁にライトグレー色のタイルが貼られ、裏側の部分はホワイト色の吹付スタイルに留めたコストカット感が何ともいえない装いです。
 ここの1階テナントにかつて入居していたステーキハウスは、価格が安いうえにボリュームがあって何度もお世話になっただけに、いつか復活してもらいたいものです。

子どもや女性に安心の駅からの帰宅ルート

 千歳第1マンションは最寄駅の千歳船橋から徒歩8分ほどの距離にあり、明るく開放的な三方角地に佇む立地が魅力です。
 駅からは主に店舗が建ち並ぶ「千歳通り」を通るため、ちょっとした買い物に都合が良く、さらに暗い時間帯に子どもや女性がひとり歩きで帰宅するのにも、それほど心配しなくて大丈夫でしょう。

 食料品の買い物は千歳船橋駅周辺の複数のスーパーが利用できるので、特に不便さを感じることはないはずです。
 そして近隣には、弁天公園や笠森公園といった複数の公園が点在するうえ、環八沿いにはファミレスなどの飲食店が多数揃っていて子育て世帯が暮らすのに便利な立地ですよ。

駅から近いがファミリー層が敬遠しそうな立地

 千歳第1マンションの住戸は専有面積が38㎡・40㎡・61㎡タイプの3パターンのみの、実にシンプルな構成となっています。
 前に述べたようにマンションは三方向を道路に囲まれていて、ほとんどの住戸は陽当りや眺望に恵まれている印象です。
 例えば61㎡タイプの間取りをじっくり見てみると、サッシの数が異常なほどに多く、これはこれで明るく風通しが良さそうな反面、間取りを自由に変更しづらい(サッシ部分に壁を接続できない)などデメリットの一面は決して無視できません。

 そして千歳第1マンションの最大のウィークポイントは南側道路は千歳通り、東側道路は荒玉水道道路、さらに環八が至近の立地とあってクルマの騒音や排気ガスなどから逃れられない立地でしょうか。
 とりわけファミリー層は駅までの距離と同じくらい住環境を重視する人が多いため、この立地を敬遠する人は相当数に上る気がしますね。

 こうしてみると千歳第1マンションは駅までの距離のほかに、アピールできそうな部分に乏しい物件といわざるを得ません。
 ただ駅から比較的に近いがゆえ、リノベーション業者にとって手を出しやすいからか、千歳第1マンションの売り物件の多くはリノベ済みであることが多いです。
 これは一般個人の買主よりもリノベ業者のほうが資金力が豊富なうえ決断も早く、さらに同業他社との競合の末に一般個人の買主よりも買取価格が高くなる傾向にあるからですね。

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この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。