バームハイツ千歳船橋

Overview

マンション概要

マンション名

バームハイツ千歳船橋


交通

小田急線「千歳船橋」駅 徒歩12分


所在地

世田谷区桜丘4-5-10


建築年月

1984年 6月


構造

鉄筋コンクリート造4階建


総戸数

26戸


新築分譲主

丸増


施工会社

戸田建設


専有面積

49.15m2 〜 58.99m2


価格相場

★★☆☆☆


売り出しレア度

★★☆☆☆


レンガ調タイル貼りが遠目に目立つバームハイツ

 バームハイツ千歳船橋は1984年に丸増によって分譲された、4階建のマンションです。
 丸増はあまり聞き慣れませんが、1980年代から90年代にかけてバームハイツの名を冠したマンションを首都圏で多数販売しました。
 なお同社は1982年にバームハイツ千歳船橋の近隣で、バームハイツの前身ブランドの「ハイツ千歳船橋」を分譲しています。

 そんなバームハイツ千歳船橋の外壁はレンガ調のタイルが貼られ、遠目に見てもそれなりの存在感があります。
 この手の外壁はやむを得ない事象なのですが、大規模修繕工事に伴いタイルの補修や交換を繰り返しているからか、若干のツギハギが目立つフォルムになっちゃいますね。

住宅と農園に囲まれた牧歌的な住環境

 バームハイツ千歳船橋は最寄駅の千歳船橋から微妙に歩く立地ですが、周りは閑静な住宅に囲まれた立地です。
 ただマンション周辺には生産緑地に指定された農園が点在しており、閑静と言うよりも牧歌的なセタガヤ感が強い雰囲気とも言えそう。

 周辺道路はクルマの通りは多くなく農園の緑に囲まれた環境は、ファミリーにとってのびのびと子育てができることでしょう。
 普段の買い物は大型スーパーのサミットストア砧店が徒歩7分ほどで利用できるため、困ることはないように感じますよ。

いろいろな視点から中途半端さは否めない

 バームハイツ千歳船橋の住戸は専有面積が40㎡台と50㎡台の、コンパクトなサイズの住戸によって構成されます。
 間取りは2DKないし2LDKタイプのため、4人家族が暮らすにはやや厳しいサイズと言えるでしょうか。

 住戸はすべて南向きで、マンションの南側隣接地は戸建と「トーカンマンション馬事公苑」が建っているため、陽当りはともかく眺望は塞がりがちです。
 唯一眺望が開けるであろう4階住戸に関しては、マンションにエレベーターの設置がない(通称:エレなし)ため、階段の上り下りが大変なぶん、デメリットの面が強いと言えそう。

 またマンションは壁式工法で建てられているため、リノベーション工事による間取りの可変性に乏しく、具体的に浴室やトイレのサイズアップが難しい点はあらかじめ考慮しておきたいところ。
 バームハイツ千歳船橋は最寄駅までの距離や眺望、間取り、エレなしなど、どれをとってもいささか中途半端さは否定できず、総じて高い評価が難しいマンションと言えるかもしれませんね。

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この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。