ヴェルデ上北沢

Overview

マンション概要

マンション名

ヴェルデ上北沢


交通

京王線「八幡山」駅 徒歩13分


所在地

世田谷区八幡山1-25-26


建築年月

1996年 8月


構造

鉄筋コンクリート造3階建


総戸数

41戸


新築分譲主

野村不動産


施工会社

間組


専有面積

62.36m2 〜 88.09m2


価格相場

★★★☆☆


売り出しレア度

★★☆☆☆


豊富なグリーンが特徴のヴェルデ上北沢

 ヴェルデ上北沢は1996年に野村不動産によって分譲された、3階建の低層レジデンス。
 野村のマンションと言えば現在はプラウド、その前はヒルズやコープ野村で知られますが、このヴェルデやステイツといった亜流ブランドも一時期存在していました。
 マンション名のヴェルデはスペイン語で”verde(緑の)”を意味し、世田谷の低層マンションらしいネーミングですが、結局ヴェルデは定着することなく、後のプラウド誕生へとつながることになります。

 そんなヴェルデ上北沢の外壁は温もりのあるブラウンとオレンジのタイルがきれいに貼りわけられ、凹凸のあるバルコニーが存在感を主張しています。
 敷地内に豊富に植樹されたグリーンは、まさにマンション名の通りですね。

 

一部が農園に接する一低の長閑な住環境

 ヴェルデ上北沢は最寄駅から相当距離はあるものの、建物の高さに最も厳しい第一種低層住居専用地域内(通称:一低)の明るい東南角地に立地します。
 そしてマンションの北側隣接地の一部には生産緑地に指定された農園が広がり、長閑で落ち着いた住環境と言えそう。

 普段の買い物は駅周辺のスーパーないしサミットストア世田谷船橋店が便利ですが、決して近いとは言い難い距離なのが気になるところ。
 ただし希望丘公園や将軍池広場など、中規模タイプの公園が近隣に点在しており、ファミリー層にとっては過ごしやすいのでは。

所在階による価格差は小さい傾向にあり

 ヴェルデ上北沢の住戸は専有面積が60㎡台から80㎡台までの、ファミリー向けのラインナップとなっています。
 間取りは居室の広さを確保しつつ、オーソドックスながら使い勝手の良さそうなものばかりですので、当たり外れは少ない印象です。

 住戸は南向きと西向きにわかれてますが、西向き住戸は隣接地の3階建の建物があるため、視界が遮られる住戸が多いことでしょう。
 また、マンションは共用廊下側に吹抜けを設けているため、プライバシー性を高めつつ室内の明るさや風通しを良くする配慮が見られますね。

 最後にヴェルデ上北沢は一般に不人気とされる、1階住戸も比較的に高値で売却できるとされる”世田谷低層マンションマジック”が発動してるっぽい点も見逃せません。
 ヴェルデ上北沢の過去の成約事例を見てみても、所在階による価格差はさほど見られず、これは1階住戸が高いのか、2階と3階住戸が伸びないのかはよくわからないところです。

 いずれにせよ八幡山駅から離れたこのエリアは不動産が比較的割安に取引されていて、そのため価格が上振れしにくく、かつ下値も限定的なのかもしれませんね。

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この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。