藤和シティコープ桜丘

Overview

マンション概要

マンション名

藤和シティコープ桜丘


交通

小田急線「千歳船橋」駅 徒歩9分


所在地

世田谷区桜丘2-5-19


建築年月

1992年 11月


構造

鉄筋コンクリート造5階建


総戸数

22戸


新築分譲主

藤和不動産


施工会社

小林工務店


専有面積

40.53m2 〜 64.78m2


価格相場

★★★☆☆


売り出しレア度

★★★☆☆


藤和ムラの4棟目にあたるシティコープ桜丘

 藤和シティコープ桜丘は1992年に藤和不動産によって分譲された、5階建のマンションです。
 同社は藤和(地名)ホームズ、藤和シティコープのシリーズに始まり、後年はBELISTAブランドでマンション分譲事業を手掛けていましたが、最終的に三菱地所レジデンスとして吸収合併されました。
 藤和マンションは世に数多いですが、とりわけ桜丘エリアにおける藤和マンションは計5棟も販売されたため、マンション名を聞いてすぐ何処のマンションかわかる人は、かなりのマニアです。

 そんな藤和シティコープ桜丘の外壁はベージュ色のタイルが全面に貼られ、マンション南側は陽に照らされ眩しい輝きを放ちます。
 エントランス庇は鏡面仕様でキラキラしていて、脇の簡素なマンション館銘板とのコントラストが実に味わい深いですね。

さながら南・北両面接道の如き開放感

 藤和シティコープ桜丘は最寄駅の千歳船橋から徒歩9分の立地で、桜丘の閑静な住宅街のなかに佇みます。
 マンションの接道は北側道路だけですが、南側が都営桜丘アパートの車路になっているため、さながら南・北の両面接道の如き開放感がありますね。

 普段の買い物は駅周辺にある複数のスーパーが使えますし、あるいは大型スーパーのライフ経堂店も徒歩9分ほどで利用できます。
 またJRA馬事公苑もそれほど遠くない距離にあって、子育てファミリーにとって暮らしやすい環境が整っていますよ

時代に合っていない感のある間取りや設備

 藤和シティコープ桜丘の住戸は専有面積が40㎡台から60㎡台までの、ややコンパクトなファミリー向けの間取りで構成されています。
 この立地と住環境であれば、もう少し広めの3LDKの間取りが欲しいところですが、「昭和の住宅すごろく」神話がまだ全盛だったのかもしれませんね。

 住戸は南向きと北向きにわかれていて、前に述べたように南側は車路のため、陽当りの良さは住戸の向きによって天と地ほどの差があるので注意したいところ。
 また間取りをザッと眺めてみても、これまた時代からか、居室の広さを確保するいっぽうで、もともとリビングがなくダイニングのみとなっています。
 そのためリビングスペースを確保するには、居室をひとつ潰さなければいけないので、なかなか現代のライフスタイルには合わない印象を持ってしまいますね。

 最後に、藤和シティコープ桜丘は全22戸とそれほどスケールが大きくない割に、エレベーターや機械式駐車場を備えていて、その維持改修におけるコスパの悪さも指摘しておきます。
 すでに管理費・修繕積立金の平米単価は815円(2025年2月現在)となっており、かなりの高負担であると言って過言でないでしょう。

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この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。