ヴェルデコート弦巻

Overview

マンション概要

マンション名

ヴェルデコート弦巻


交通

田園都市線「桜新町」駅 徒歩13分


所在地

世田谷区弦巻3-24-15


建築年月

1985年 5月


構造

鉄筋コンクリート造5階建


総戸数

26戸


新築分譲主

日本国土開発


施工会社

日本国土開発


専有面積

50.30m2 〜 106.16m2


価格相場

★★★☆☆


売り出しレア度

★★★☆☆


二匹目のドジョウを狙った?ヴェルデコート弦巻

 ヴェルデコート弦巻は1985年に日本国土開発によって分譲・施工された、5階建のマンションです。
 同社は1951年に設立され、国内外で土木や建築関連の事業を展開する東証プライム上場企業。
 調べたところ、ヴェルデコートの名を冠して日本国土開発が分譲したマンションは、このヴェルデコート弦巻しか見当たりませんでした。

 そんなヴェルデコート弦巻の外壁はベージュ色のタイルが全面に貼られ、そのフォルムは西側隣接地に建つ「エスパシオ弦巻」と瓜二つと言って過言ではありません。
 ちなみに「エスパシオ弦巻」はヴェルデコート弦巻の2年前に竣工しており、その施工を日本国土開発が手掛けたとあって、二匹目のドジョウを狙ったのかもしれませんね。

松丘小に近く子育てに適した立地

 ヴェルデコート弦巻の周辺には低層の戸建やマンションが建ち並ぶ、弦巻の閑静な住宅街に立地します。
 マンションの目の前の道路はそれほどクルマは通りませんし、学区域の松丘小学校も至近なため、子育てに適した住環境と言えそう。

 世田谷線の上町駅も含めて駅までの距離は多少あるものの、マンション西方に歩いて4分ほどの場所に東急バス弦巻営業所があります。
 ここからバスを利用して渋谷駅や目黒駅、都立大学駅など各方面にアクセスできる利便性の良さは意外と見逃せません。

可もなく不可もない、無難ながら地味な印象

 ヴェルデコート弦巻は専有面積50㎡台が9戸、100㎡台が8戸とこの2タイプが全26戸の3分の2を占める、やや歪な住戸構成となっています。
 これなら70㎡台の住戸を17戸造るほうが良かったようにも感じますが、まぁ時代なんでしょうか。
 住戸の向きは南・東・西向きにわかれていて、西側には同じ5階建の「エスパシオ弦巻」が建っていますし、南・東側には戸建が建ち並んでいることから、上層階しか眺望が抜けなさそうな印象ですね。

 間取りは居室の広さを確保した2LDKから4LDKまでラインナップされ、多くのファミリー層にとって使いやすそうでGOODです。
 ただファミリー向けのマンションの割に敷地内に駐車場の設置がないのには、使い勝手においても管理組合の収支面でもマイナス評価を付けざるを得ませんね。

 総じてヴェルデコート弦巻は駅から近いでもなく、築年数が浅いでもなく、高級グレードでもなく、大規模なスケールでもなく、強みの乏しいマンションに見えてしまいます。
 その代わり、致命的なウィークポイントと言えるものも見当たらず、「可もなく不可もない」を地で行く物件といった印象が強いですね。

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この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。