上北沢テラス

Overview

マンション概要

マンション名

上北沢テラス


交通

京王線「八幡山」駅 徒歩6分


所在地

世田谷区上北沢5-33-6


建築年月

1976年 3月


構造

鉄筋コンクリート造4階建


総戸数

24戸


新築分譲主

佐藤秀工務店


施工会社

佐藤秀工務店


専有面積

78.66m2 〜 102.76m2


価格相場

★★☆☆☆


売り出しレア度

★★★☆☆


佐藤秀工務店が分譲・施工した上北沢テラス

 上北沢テラスは1976年に佐藤秀工務店の分譲・施工によって販売された、4階建のマンションです。
 同社のテラスシリーズでは、管理棟に岡山藩池田家の筆頭家老を務めた伊木家の下屋敷門を採用したことで有名な「多摩川テラス」をはじめ、世田谷で多数の低層マンションを販売実績があります。

 そんな上北沢テラスは他のテラスシリーズの例に漏れず外壁全面にレンガ調のタイルを纏い、ライオンズマンション風でありながら、より濃淡がハッキリしたコントラストの装いが特徴的です。
 佐藤秀のテラスシリーズの外観は全くブレがないため、少し遠くから見てもすぐ「あ、佐藤秀のテラスだ」と視認できるほどですよ。

大通りが近くクルマのアクセス性良好

 上北沢テラスは最寄駅の八幡山から徒歩6分ほどの、長閑な住宅街に立地しています。
 マンションが建つ上北沢五丁目エリアは杉並区とのちょうど区界で、また首都高と甲州街道、環八のトライアングル内にありどこか寂寥感を憶える、好き嫌いがわかれる場所ですかね。

 普段の買い物は駅前にスーパーが複数ありますし、さらに環八沿いにヤマダ電機まであるので、ひと通りの用事は近所で済ませることができそう。
 大通りが近いこともあって、クルマで出かけるときにはどの方面にもスムーズにアクセスできる点も、地味に有り難いですね。
 

 

エレなし&自主管理でハードルは高い

 上北沢テラスの住戸は専有面積が70㎡以上の、ファミリー向けの間取りで構成されています。
 マンションはA棟とB棟にわかれており、すべての住戸が南向きで陽当りの良さそうな配置が嬉しいですね。
 また各棟2ヵ所ずつエントランスがあって、中に入ると階段を上って左右に住戸が振り分けられている構造のため、住民間のプライバシー性が高いのも上北沢テラスの特徴です。

 上北沢テラスは4階建ですがエレベーターが付いてない(通称:エレなし)ため、特に4階住戸になると毎日の階段の上り下りは大変なうえ、将来売るにも貸すにも苦戦必至となることは避けられません。
 そしてファミリー向けマンションの割に敷地内駐車場がないので外部に駐車場を確保しなければならず、加えて管理組合の収入面において心許ない点もマイナスに映ります。

 そして上北沢テラスは長年自主管理をしているので、大規模修繕工事の実施や修繕積立金の改定などにおいて、理事の属人性が強い点も気になります。
 すでに管理費・修繕積立金の平米単価が505円(2024年2月現在)と相応の負担となっており、仮に管理会社に委託するとさらなる管理費の値上げは必至ですので、本当に悩ましい問題ですね。

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この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。