ファミール明大前

Overview

マンション概要

マンション名

ファミール明大前


交通

京王線・井の頭線「明大前」駅 徒歩2分


所在地

世田谷区松原1-35-21


建築年月

2000年 3月


構造

鉄筋コンクリート造5階建


総戸数

116戸


新築分譲主

丸紅


施工会社

前田建設工業


専有面積

36.49m2 〜 96.12m2


価格相場

★★★★☆


売り出しレア度

★★☆☆☆


伝統ある丸紅のファミールシリーズ

 ファミール明大前は2000年に丸紅によって分譲された、全116戸の5階建マンションです。
 同社のマンションと言えば1970年代から長い歴史をもつファミールシリーズに始まり、現在はグランスイートのブランド名でマンション分譲事業を展開しています。

 そんなファミール明大前の外壁はブラウン色のタイルが全面に貼られ、煌びやかさはないものの上品な雰囲気を醸し出します。
 採光性を高めるためバルコニー側屋上部にすりガラスを設置しているのですが、何だかガタガタの歯みたいで少し違和感を覚えてしまいますね。

通勤通学において区内最強の明大前駅

 ファミール明大前は京王線と井の頭線の優等列車駅である、明大前から徒歩2分の好立地が最大の魅力です。
 そして駅南口は北口と比べると比較的に閑静な住宅街であり、さらに平成以降に建築されたマンションはファミール明大前しかないように感じます。

 明大前からは新宿、渋谷、吉祥寺、調布など乗り換えなしでアクセスできるため、通勤通学には世田谷で最強の駅とっても過言ではないでしょう。
 ただ、明大前は学生の街なだけあって、大手チェーン系飲食店や大衆居酒屋が多く集まっており、ファミリーにとって暮らしやすいかどうかは少し微妙かもしれません。

重要なポイントをことごとく抑えたマンション

 ファミール明大前の住戸は専有面積が30㎡台から90㎡台までの、さまざまな世帯を想定した幅広い住戸ラインナップとなっています。
 電車利便性の高い明大前だからこそ、おひとりさまからファミリー層まですべてを受け皿とするファミール明大前の懐の深さを感じますね。

 マンションの形状はカタカナの”コ”の字を回転させた形状で、住戸は南向きと西向きにわかれており、西向き住戸はすぐ隣接地を走る井の頭線の線路があって騒音はそれなりと思われます。
 ただしファミール明大前の過去の成約事例を見てみると、西向き住戸が明らかに割安な価格で取引されたデータはほぼ見当たらず、ひょっとしたら駅徒歩2分の立地なだけあってその辺りのウィークポイントは織り込み済みなのかもしれません。
またファミール明大前は全116戸とそれなりのスケールのため共用施設が充実しており、エントランスは24時間有人管理体制を敷き、さらにライブラリールームやキッズルームなど盛りだくさんです。

 総じてファミール明大前はターミナル&優等列車駅から徒歩2分と近いうえ、(世田谷では)大規模スケールで住環境は駅近の割に悪くないという、マンションで重要なポイントをことごとく抑えています。
 そのため明大前エリアの中古マンションのなかでは屈指の人気を誇り、販売価格が高くなるのはやむを得ませんね。

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この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。