ザ・パークハウス上北沢

Overview

マンション概要

マンション名

ザ・パークハウス上北沢


交通

京王線「八幡山」駅 徒歩9分


所在地

世田谷区上北沢5-41-4


建築年月

2013年 5月


構造

鉄筋コンクリート造13階建


総戸数

67戸


新築分譲主

三菱地所レジデンス


施工会社

東亜建設工業


専有面積

55.97m2 〜 80.64m2


価格相場

★★★★☆


売り出しレア度

★★★☆☆


都会的でシャープな印象のザ・パークハウス上北沢

 ザ・パークハウス上北沢は2013年に三菱地所レジデンスによって分譲された、13階建の高層マンションです。
 同社は2011年に三菱地所系列2社と藤和不動産が合併して設立された新会社で、マンションブランドはこれまで三菱が使用してきたパークハウスの前に「ザ(THE)」を付けることとなりました。
 私見ながら藤和不動産は過去に多くのマンション分譲実績があるだけに「ザ」で濁すのではなく、まったく違うブランド名を冠するか、あるいは敢えてパークハウスのままで良かったようにも感じますが…。

 そんなザ・パークハウス上北沢の外壁はホワイトと質感のあるグレーのふたつのカラーがまだら模様のように貼られ、都会的でシャープな印象を強く与えます。
 バルコニーの半透明パネルが陽に照らされ、温かみのある柔和な雰囲気がさらにGOODですね。

環八沿い&鉄塔が至近でキツめの立地

 ザ・パークハウス上北沢は最寄駅の八幡山から徒歩9分の距離にあり、環八沿いのやや喧噪な立地です。
 上北沢五丁目エリアは杉並区とのちょうど区界で、マンション北側道路を挟んでもう杉並ですし、さらにマンションの北方には東京電力の高井戸変電所(鉄塔)付きと、少々キツめの環境ですね。

 普段の買い物は駅前にスーパーが複数ありますし、さらに環八を2分も歩けばヤマダ電機があるので、ひと通りの用事は近所で済ませることができそう。
 環八沿いのためクルマで出かけるときには、どの方面にもスムーズにアクセスできる点も地味に有り難いですね。

住戸ポジションによって大きく眺望が異なりそう

 ザ・パークハウス上北沢の住戸は専有面積が50㎡台と60㎡台をメインとした、ややコンパクト気味のファミリー向けのラインナップとなっています。
 基本的にファミリー向けの立地とは思いますが、なにぶん環八沿いで住環境がお世辞にも良好とは言い難く、コンセプトに迷いも見られますね。

 南棟(高層棟)の住戸は南向きで、北棟(低層棟)の住戸は東向きとなっていますが、東向き住戸はマンション隣接地の建物が被ってくるため、総じて眺望は良くなさそうな印象ですね。
 実際に過去の成約事例を見てみると、2017年に東向きの1階住戸と南向きの3階住戸が成約していますが、平米単価で12%高く南向きの住戸が取引されており、ひとつの目安と言えそうです(南向きも低層階は眺望が悪い)。

 ザ・パークハウス上北沢は三菱分譲とだけあって、キッチンにはディスポーザー、ミストサウナ付き浴室、スロップシンク(バルコニー水栓)などが標準採用されています。
 また、専有玄関前にアルコーブを設けており、室内のプライバシー性を高める工夫も見逃せません。

 総じてザ・パークハウス上北沢は、駅までの距離や中規模スケール感、三菱分譲などアピールできるポイントはあるものの、環八沿いをはじめとするウィークポイントもそれなりであり、買主が何を重視するかによって大きく評価のわかれるマンションであるように感じます。

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この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。