グランディコア用賀

Overview

マンション概要

マンション名

グランディコア用賀


交通

田園都市線「用賀」駅 徒歩6分


所在地

世田谷区用賀2-20-26


建築年月

1998年 11月


構造

鉄筋コンクリート造4階建


総戸数

28戸


新築分譲主

小田急不動産


施工会社

清水建設


専有面積

66.53m2 〜 132.36m2


価格相場

★★★★☆


売り出しレア度

★★☆☆☆


小田急の高級グレード、グランディコア用賀

 グランディコア用賀は1998年に小田急不動産によって分譲された、4階建のマンションです。
 小田急のマンションといえばグリーンハイムに始まりコアロード、そして現在のリーフィアレジデンスへと続きますが、このグランディコアは「コア」シリーズの亜流なんですかね。 
 ホームページによるとグランディコアは”grandee core(最上級の邸宅)”を意味しており、ひっそりとコアロードの上級グレードだったことが窺えます。

 そんなグランディコア用賀の外壁はブラウン色のタイルが貼られ、雁行設計によるバルコニー外壁の凹凸はさながら幾何学模様のような美しさです。
 南欧風の質感高い石貼りでデザインされたエントランスは高級感があり、私の知る小田急のマンションとは一線を画す出来映えに驚きを禁じ得ません。

駅徒歩6分の開放的な東南角地に立地

 グランディコア用賀は最寄駅の用賀から徒歩6分とアクセス良好なうえ、住宅街のなかの開放的な東南角地に佇みます。
 マンションは用賀の丘陵に建っているため、東方に向かって上り坂となっており、東側住戸に行くにしたがって眺望がどんどん良くなっていくことでしょう。

 普段の買い物は用賀駅周辺のスーパーやドラッグストア、飲食店など多彩な店舗が充実しており、まったく不自由さは感じないはず。
 ただし用賀中町通りや国道246号が至近のため、騒音や排気ガスなど気になる人がいるかもしれませんね。

異様に安い各住戸の修繕積立金に注意

 グランディコア用賀の住戸は専有面積が60㎡台から130㎡台までの、比較的広めの間取りで構成されています。
 住戸は南・東・西向きにわかれていて、このうち南向きと東向きは道路に面しており、そして西向きは前に述べたように西方に向かって土地が低くなっているため、概ね陽当りや眺望は良さそうな印象です。

 100㎡を超える大型住戸はすべて2階以下のポジションであり、さらに住戸の多くはメゾネット形式である点は事前に抑えておくとよいでしょう。
 参考までに2014年に3階の南向き住戸が、その半年後に1・2階西向きメゾネット住戸がそれぞれ取引されましたが、平米単価では12%もの価格差があります(もちろんメゾのほうが安い)。

 グランディコア用賀の専有玄関前には専用ポーチを設けていて、プライバシー性を高くする工夫が見て取れます。
 また、すべての住戸にトランクルームの専用使用権が付いているため、マンションでは不足しがちな収納力を強化する設備も有り難いですね。

 一点気になるのは毎月の修繕積立金が異様に安く、平米単価が74円(2024年4月現在)の負担となっていること。
 これはどこからどう見ても激安であり、将来的には4倍くらい値上げになっても全然おかしくない水準であることは肝に銘じたほうが良さそうです。

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この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。