上北沢第1コーポラス

Overview

マンション概要

マンション名

上北沢第1コーポラス


交通

京王線「八幡山」駅 徒歩3分


所在地

世田谷区上北沢4-32-11


建築年月

1969年 7月


構造

鉄骨造8階建


総戸数

76戸


新築分譲主

ニチモプレハブ


施工会社

ニチモプレハブ


専有面積

35.64m2 〜 55.08m2


価格相場

★★☆☆☆


売り出しレア度

★★☆☆☆


エントランスがきれいになった上北第1コーポラス

 上北沢第1コーポラスは1969年にニチモプレハブによって分譲・施工された、8階建のマンションです。
 コーポラスと聞くと、民間会社初の分譲マンションである「四谷コーポラス」を思い浮かべる人もいるかと思いますが、あれとは完全に違います。
 実はコーポラスは2つの系譜にわかれており、四谷コーポラスを分譲したのは日本信販系列であって、皆さんにとって馴染み深いのはこちらニチモプレハブのコーポラスなのです。

 そんな上北沢第1コーポラスの外壁はホワイト色の吹付タイプに、コーポラス定番でもある薄緑色のアクセントの差し色がキマッていますね。
 大規模修繕工事で改修されたエントランスは光沢感のある石貼りに加え、マンション館銘板が新設されて良い雰囲気ですよ。

多彩な店舗や施設に恵まれた立地

 上北沢第1コーポラスは最寄駅の八幡山から徒歩3分の距離にありながら、絶妙なまでに京王線の線路と甲州街道を避けた住宅街に立地しています。
 また、マンションは東・西の両面道路に面しているため、上北沢駅方面からのアクセスがしやすい点もメリットといえそう。

 食料品の買い物は八幡山駅周辺の複数のスーパーが利用できるうえ、甲州街道にも出やすく近隣には多数の飲食店がひしめき合っています。
 さらにマンション南側には上北沢まちづくりセンターが隣接しているので、ちょっとした役所の用事に重宝しますよ。

コンパクトな間取りが多く、コーポラスならではの注意点も

 上北沢第1コーポラスの住戸は専有面積が30㎡台から50㎡台までの、ややコンパクト気味の間取りで構成されています。
 なかでも多いのは50.22㎡(バルコニー面積を含む)タイプで、「コーポラス=50.22㎡」と即答できる人はなかなかに通ですね。
 住戸は南・東・西向きにそれぞれわかれますが、マンションの敷地南側には空間を確保しつつ、また東向き住戸のバルコニー先には道路までの通路を配置するなどして、すべての住戸の陽当りや眺望を良くする工夫が垣間見えます。

 なお、上北沢第1コーポラスには駐車場がありません(停まっているクルマは専用使用権付きの区画と思われる)。
 そのため、クルマを保有するファミリー層にとっては外部で駐車場を確保する手間がかかるうえ、管理組合に駐車場の使用料収入がないぶん将来の管理費の値上げ圧力になり得る点は注意したいところです。

 築年数はかなり経過しているものの駅から近い上北沢第1コーポラスは、リノベーション業者にとって手を出しやすいからか、売り物件の多くはリノベ済みであることが多いです。
 これは一般個人の買主よりもリノベ業者のほうが資金力が豊富なうえ決断も早く、さらに同業他社との競合の末に一般個人の買主よりも買取価格が高くなる傾向にあるからですね。

 その他、コーポラスシリーズの購入にあたってはいろいろと注意点がありますので、気になる方はお問い合わせください。

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この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。