上北沢第2コーポラス

Overview

マンション概要

マンション名

上北沢第2コーポラス


交通

京王線「八幡山」駅 徒歩4分


所在地

世田谷区上北沢4-30-10


建築年月

1971年 1月


構造

鉄骨造8階建


総戸数

53戸


新築分譲主

ニチモプレハブ


施工会社

関工務店


専有面積

31.68m2 〜 70.20m2


価格相場

★★☆☆☆


売り出しレア度

★★☆☆☆


外壁の塗装がきれいな上北第2コーポラス

 上北沢第2コーポラスは1971年にニチモプレハブによって分譲された、8階建のマンションです。
 コーポラスと聞くと、民間会社初の分譲マンションである「四谷コーポラス」を思い浮かべる人もいるかと思いますが、あれとは完全に違います。
 実はコーポラスは2つの系譜にわかれており、四谷コーポラスを分譲したのは日本信販系列であって、皆さんにとって馴染み深いのはこちらニチモプレハブのコーポラスなのです。

 そんな上北沢第2コーポラスの外壁は安定のホワイト色の吹付タイプで、バルコニーとリビングサッシ、雨樋が整然と並んだフォルムが印象的です。
 築年数はかなり経過しているものの外壁はきれいに塗装されていて、そこまで古さを感じさせません。

京王線の高架化工事の進展に期待

 上北沢第2コーポラスは最寄駅の八幡山から徒歩4分の距離ながら、甲州街道沿いを微妙に避けた立地となっています。

 しかしマンションの東側道路は、京王線の高架をくぐって甲州街道への抜け道としてよく利用されていて、常時信号待ちの車列ができがちな点は抑えておきたいところ。
 ただ、現在行われている世田谷区内の京王線の高架化工事が完成する頃には抜け道が解消される可能性があり、将来的に穏やかな住環境が実現する期待がもてますね。

 食料品の買い物は八幡山駅周辺の複数のスーパーが利用できるうえ、甲州街道にも出やすく近隣には多数の飲食店がひしめき合っていますよ。

駐車場は特定オーナーのみが専用使用できる

 上北沢第2コーポラスの住戸は専有面積が30㎡台から70㎡台までの、幅広いラインナップの間取りで構成されています。
 なかでも多いのは50.22㎡(バルコニー面積を含む)タイプで、「コーポラス=50.22㎡」と即答できる人はなかなかに通ですね。
 住戸は南向きと東向きにわかれていますが、周囲に視界を遮る目立った建物はないため、住戸の陽当りや眺望は概ね良さそうな雰囲気が感じられます。

 なお、上北沢第2コーポラスには駐車場がありません(駐車場は特定のオーナーの専用使用権付き)。
 そのため、クルマを保有するファミリー層にとっては外部で駐車場を確保する手間がかかるうえ、管理組合に駐車場の使用料収入がないぶん将来の管理費の値上げ圧力になり得る点は注意したいところです。

 築年数はかなり経過しているものの駅から近い上北沢第2コーポラスは、リノベーション業者にとって手を出しやすいからか、売り物件の多くはリノベ済みであることが多いです。
 これは一般個人の買主よりもリノベ業者のほうが資金力が豊富なうえ決断も早く、さらに同業他社との競合の末に一般個人の買主よりも買取価格が高くなる傾向にあるからですね。

 その他、コーポラスシリーズの購入にあたってはいろいろと注意点がありますので、気になる方はお問い合わせください。

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この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。