マートルコート豪徳寺

Overview

マンション概要

マンション名

マートルコート豪徳寺


交通

小田急線「豪徳寺」駅 徒歩4分
世田谷線「山下」駅 徒歩4分 


所在地

世田谷区豪徳寺1-38-8


建築年月

1986年 5月


構造

鉄筋コンクリート造地下1階付5階建


総戸数

39戸


新築分譲主

荒井商店


施工会社

東洋建設


専有面積

18.11m2 〜 56.09m2


価格相場

★★★★☆


売り出しレア度

★★☆☆☆


商店街沿いに柔和に佇むマートルコート豪徳寺

 マートルコート豪徳寺は1986年に荒井商店によって分譲された、5階建のマンションです。
 1966年創業の同社は1980年代から2000年頃にかけて、マートルコートの名を冠したマンションを首都圏全域で多数販売しました。
 荒井商店は現在マンション分譲事業は積極的に展開しておらず、医療や介護分野の不動産事業に注力している模様ですね。

 そんなマートルコート豪徳寺の外壁はホワイトタイルが全面に貼られ、商店街沿いのロケーションのなか柔和に佇んでいます。
 商店街からマートルコート豪徳寺を見ると割と小ぶりに見えますが、実際は敷地の奥が広がっていて意外とそれなりのサイズ感ですよ。

2駅2路線が使えて買い物にも便利な立地

 マートルコート豪徳寺は最寄駅の豪徳寺と山下から、ともに徒歩4分ほどの電車アクセスの良い立地です。
 豪徳寺駅からは「山下商店街」を通ってアクセスするため、暗い時間帯における子どもや女性のひとり歩きもそれほど心配いらないでしょう。

 食料品の買い物はトップパルケ豪徳寺店とサミットストア梅ヶ丘店がともに徒歩5分ほどで利用できる立地のため、利便性は高めといえるでしょう。
 また、例年2月から3月にかけて行われる梅まつりが有名な羽根木公園まで徒歩8分ほどの距離ですので、日課の散歩や家族でピクニックなんかも良いですね。

各住戸で徴収される修繕積立金が謎に高めの印象

 マートルコート豪徳寺の住戸は10㎡台から50㎡台までの、おひとりさまやDINKs向きのコンパクトな住戸で構成されています。
 マンション周辺は駅チカの建物密集地なだけあって割とゴチャッとしており、住戸は南・西・東向きにわかれていますが、上層階にならないと眺望は開けなそうな印象ですね。

 マートルコート豪徳寺でまず目につくのは、各住戸で徴収される修繕積立金の高さにあります。
 以前からそれなりの金額でしたが、現行の修繕積立金の平米単価は408円(2025年2月現在)とかなりの水準まで値上げがなされました。
 その割にマートルコート豪徳寺を見る限り普通レベルの修繕・改修工事の感じがするのは、私の目がフシアナなだけでしょうか。

 そしてマートルコート豪徳寺は全39戸のうち10戸が30㎡以下のワンルーム系住戸で、おそらくオーナーが居住しているケースは稀と思われます。
 この先さらに築年数が経過し賃料が下がってくると一般に賃借人の属性が悪くなりがちで、結果として生活マナーにおいて問題を起こしがち(オーナー居住者と比べて)といわれますので、その点は少し心配ですね。

 最後に、マートルコート豪徳寺は壁式工法で建てられているため、躯体となる住戸内の一部の壁を撤去することができません。
 そのためリノベーション工事による間取り変更を前提として購入する場合、希望通りに変更できない可能性がありますので、事前にしっかり調査しましょう。

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この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。