藤和シティコープ桜上水Ⅱ

Overview

マンション概要

マンション名

藤和シティコープ桜上水Ⅱ


交通

京王線「桜上水」駅 徒歩13分


所在地

世田谷区桜上水3-24-4


建築年月

1995年 6月


構造

鉄筋コンクリート造3階建


総戸数

17戸


新築分譲主

藤和不動産


施工会社

フジタ


専有面積

66.83m2 〜 66.83m2


価格相場

★★★☆☆


売り出しレア度

★★★☆☆


街並みにナチュラルに溶け込む藤和シティコープ桜上水Ⅱ

 藤和シティコープ桜上水Ⅱは1995年に藤和不動産によって分譲された、3階建のマンションです。
 同社のマンションといえば藤和(地名)ホームズ、藤和シティコープのシリーズに始まり、後年はBELISTAブランドでマンション分譲事業を手掛けていましたが、最終的に三菱地所レジデンスとして吸収合併されました。
 藤和のマンションの序列は詳しくわかっておらず、何となく「コープ(シティコープ)<ホームズ<マノワール」な気がしますがどうなんでしょうか。

 そんな藤和シティコープ桜上水Ⅱの外壁はグレータイルが全面に貼られ、周辺の街並みにナチュラルに溶け込むシンプルな佇まいです。
 ちなみにマンションは「Ⅱ」を名乗りますが、先発の「藤和シティコープ桜上水」はもうすでにこの世に存在していません(合掌)。

子育てに適した文教エリアの雰囲気

 藤和シティコープ桜上水Ⅱは最寄駅からの距離は少々ありますが、マンション周辺は住宅や学校が建ち並ぶ文教エリアの香りが漂う立地にあります。
 マンションの目の前の道路は交通量が少ないうえ、西側には遊歩道が整備されているため、落ち着きのある自然が身近な住環境といえそう。

 食料品の買い物は100円ショップが併設されたオオゼキ総本山・松原店が徒歩14分ほどの距離にあり、その優れた住環境と引き換えに買い物はやや不便といえます。
 また、桜上水のびのび公園まで徒歩5分ほどですし、近隣には農園が点在するなど、子どもを育てるには恵まれた環境かもしれませんよ。
 

すべての住戸が同じ広さ&同じ向きの珍しさ

 藤和シティコープ桜上水Ⅱはすべて専有面積66㎡タイプの、同じ広さの住戸で構成されています。
 新築時の間取りは共用廊下側に二部屋を配し、横長リビングの上に一室を設えた3LDKタイプとなっており、オーソドックスながら選択肢が乏しいのは難点ですね。

 住戸はすべて南向き且つバルコニーの先は道路を挟んで大部分は駐車場が広がるため、陽当りや眺望に優れていることでしょう。
 それにしても、ここまで住戸の企画がまったく同じなマンションは珍しいですよね。

 藤和シティコープ桜上水Ⅱは3階建と聞くと一瞬不安になりますが、安心してください。エレベーターは付いています。
 ただし全17戸と小ぶりな規模でエレベーターを含む共用設備の維持修繕を行うため、各住戸のコスト負担は当然に重くなり、現行の管理費・修繕積立金の平米単価は628円(2024年6月現在)と高めの水準にあるのも頷けます。

 最後に、藤和シティコープ桜上水Ⅱでは”世田谷低層マンションマジック”が発動し、一般には不人気とされる1階の住戸も比較的に高値で売却できることも見逃せません。
 というよりも、過去には住戸のポジションにあまり左右されない平米単価で成約しており、本来高値で取引されるはずの最上階東南角住戸(2006年成約)よりも2階中住戸(2007年成約)のほうが高く決まるなど、とにかく一味違うマンションであることには間違いないですね。

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周辺地図

この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。