グリーンハイム世田谷

Overview

マンション概要

マンション名

グリーンハイム世田谷


交通

世田谷線「世田谷」駅 徒歩3分


所在地

世田谷区世田谷3-19-11


建築年月

1995年 11月


構造

鉄筋コンクリート造5階建


総戸数

7戸


新築分譲主

直木建設


施工会社

直木建設


専有面積

85.92m2 〜 107.04m2


価格相場

★★★☆☆


売り出しレア度

★★★★☆


共用階段のインパクトが大きいグリーンハイム世田谷

 グリーンハイム世田谷は1995年に直木建設によって分譲・施工された、5階建のマンションです。
 同社は1990年代に世田谷でワンルーム系マンションをメインに販売しており、並行して「グリーンハイム梅ヶ丘」などのファミリー向けマンションも分譲していました。
 調べたところ、2018年に世田谷赤堤に本社のあった直木建設の法人登記が閉鎖されているようですね。

 そんなグリーンハイム世田谷の外壁は素材感のあるレンガ調タイルが貼られ、道路側にせり出した共用階段の迫力がインパクトを与えます。
 大きめサイズのサッシや半透明のバルコニーパネルも、グリーンハイム世田谷の華やかさをうまく引き出していますね。

世田谷区役所にほど近いロケーション

 グリーンハイム世田谷は世田谷区役所にほど近い、世田谷駅から徒歩3分ほどのロケーションです。
 マンション周辺は戸建やマンションが建ち並ぶ住宅街で、目の前の道路は片側一車線の割にクルマや自転車の交通量が多く、エントランスを出入りする際は少し注意が必要ですね。

 食料品の買い物はオオゼキ上町店とサミットストア松陰神社前店がともに徒歩8分ほどの距離にあるため、不便さを感じることはなさそうです。
 また、世田谷の歴史を語るうえで欠かせない世田谷城址公園まで徒歩3分ほどと至近ですので、文化的にも教育的にも希少な立地ですよ。

すべて三方角住戸で条件は良いが、気になる点も多々

 グリーンハイム世田谷の住戸はそのほとんどが専有面積が85.92㎡の、ファミリー向けの同一間取りで構成されています。
 新築時の間取りを見ると、専有面積の広さの割に居室がうまく配置できていないというか、もう少しやりようがあったような感じがしますね。

 住戸は2階から4階まではワンフロアー2戸の配置ですのですべてが三方角住戸であり、おそらく元地権者住戸であろう5階住戸はペントハウスの模様です。
 北側の居室は外壁が斜めになっていて使いづらそうですが、採光性や風通しに関しては一般のマンションよりも優れていることでしょう。

 そしてグリーンハイム世田谷で気になってしまうのは全7戸の小ぶりな規模ゆえの、共用部分の管理修繕コスパの悪さでしょうか。
 マンションには維持改修コストのかかるエレベーターも付いており、少し古いですが2006年当時の管理費・修繕積立金の平米単価は497円でしたので、物価上昇を考慮すると現在はもう一段階値上げされている可能性が高いでしょう。

 平成バブル景気の頃に販売されたマンションはムダに共用部分が豪華で、そのぶん管理費が高いものも散見されますが、ことグリーンハイム世田谷に至ってはシンプルに戸数が少ないがゆえの高さです。
 そう考えると、コスパ至上主義的な現代人の思考にはフィットしづらく、何だか歯がゆさを感じてしまいますね。

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この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。