キャニオンマンション若林

Overview

マンション概要

マンション名

キャニオンマンション若林


交通

世田谷線「若林」駅 徒歩7分


所在地

世田谷区若林5-20-13


建築年月

1985年 5月


構造

鉄筋コンクリート造4階建


総戸数

17戸


新築分譲主

有村建設


施工会社

有村工業


専有面積

40.50m2 〜 57.12m2


価格相場

★★☆☆☆


売り出しレア度

★★★☆☆


緑道との共演が芸術的なキャニオンマンション若林

 キャニオンマンションは1985年に有村建設によって分譲された、4階建のマンションです。
 キャニオンと聞くと有村地所が販売したキャニオンコープを思い浮かべますが、同じ有村グループということで有村建設のほうはキャニオンマンションとしたのでしょうか。
 ちなみにキャニオンシリーズはいずれも4階建以下且つ戸数が20戸以下の、小ぶりなサイズ感で共通していますね。

 そんなキャニオンマンション若林の外壁はホワイトの吹付塗装をメインとしつつ、バルコニー外壁にはベージュタイルを貼りわけた、個人的にはややアンバランスさを感じるフォルムに仕上がっています。
 それにしても、烏山川緑道とともに収まるキャニオンマンション若林の情景はもはや芸術作品の域ですな。

自然を身近に感じる穏やかな住環境

 キャニオンマンション若林はマンションや戸建が建ち並ぶ、穏やかな住宅街に立地しています。
 そんな住宅街のなか、マンションは北東角地に加え南側は烏山川緑道に面し、自然が身近で開放感のある暮らしを送れそうですね。

 食料品の買い物はサミットストア松陰神社前店まで徒歩12分ほど、若しくは梅ヶ丘駅周辺のスーパーまで行くのに14分ほど要するため、やや不便なロケーションといえそう。
 その代わり、子ども用のアスレチック遊具が充実した中規模タイプの若林公園まで徒歩2分かからない立地ですので、子育て世帯にとっては過ごしやすい環境ですよ。

両面バルコニーが付設したコンパクトサイズの住戸多し

 キャニオンマンション若林の住戸はほとんどが専有面積40㎡台の、おひとりさま若しくはDINKsをメインターゲットとする間取りで構成されています。
 緑道沿いのロケーションを活かして南・北両面バルコニーを配した住戸が多く、一般のマンションよりも陽当りや風通しに優れていることでしょう。

 新築当初の間取りを見てみると、ダイニングキッチンと居室の広さがほぼ同じの2DKタイプが多く、現代のライフスタイルに合わせると実質1LDKとして使うのが一般的でしょうか。
 ただし、キャニオンマンション若林は壁式工法で建てられているため、躯体となる住戸内の一部の壁を撤去することができず、希望の間取りに変更できるとは限らない点に注意が必要ですね。

 そして4階建のキャニオンマンション若林にエレベーターは付いていない(通称:エレなし)ため、特に4階住戸は毎日の階段の上り下りは大変なうえ、将来売るにも貸すにも苦戦必至となることは間違いありません。
 ただ、エレなしは共用廊下を少なくできるので、両面バルコニー付きの住戸を多く実現できるうえ、居室内のプライバシー性を高められるなどのメリットがあります。
 加えて現実的な目線で考えると、エレベーターの維持改修コストを負担せずに済むぶん、少なくともキャニオンマンション若林にとってエレなしはメリットの側面のほうが大きそうですよ。

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この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。