代田ロイアルハウス

Overview

マンション概要

マンション名

代田ロイアルハウス


交通

小田急線「梅ヶ丘」駅 徒歩10分


所在地

世田谷区代田3-4-8


建築年月

1982年 9月


構造

鉄筋コンクリート造3階建


総戸数

12戸


新築分譲主

有楽土地


施工会社

大成建設


専有面積

103.50m2 〜 114.24m2


価格相場

★★☆☆☆


売り出しレア度

★★★★☆


テラスハウス形式の代田ロイアルハウス

 代田ロイアルハウスは1982年に有楽土地(現、大成有楽不動産)によって分譲された、3階建の低層マンションです。
 同社のマンションといえば1970年代から80年代にかけて、ハイツ若しくはロイヤルハイツの名を冠したマンションを数多世に送り出しましたが、ロイアルハウスなるブランドもあったんですね。
 調べたところ首都圏でロイアルハウスはこの1件しかなく、ひょっとしたらロイヤルハイツの誤記だったのかと訝しく感じてしまいます。

 そんな代田ロイアルハウスの外壁はホワイトの吹付塗装がなされ、外構部分のレンガタイルと鮮やかなコントラストが印象的です。
 代田ロイアルハウスにはマンションでお馴染みのエントランスや館銘板はなく、何となくマンションっぽさが感じられませんね。

静かで落ち着いた低層住宅街に立地

 代田ロイアルハウスは建物の高さに最も厳しい第一種低層住居専用地域内にあり、世田谷らしい青空と緑が身近な暮らしが望めそうです。
 また、マンションの目の前の道路は基本的に住民以外に利用することはないため、静かで落ち着いた住環境が今後も守られることでしょう。

 食料品の買い物は梅ヶ丘駅周辺に複数のスーパーがあるものの、少し距離があるのはガマンのしどころです。
 その代わりといっては何ですが、環七沿いには家電量販店やファミレスなどの多彩な店舗が揃っていますので、生活利便性は概ね高めの立地といえるのではないでしょうか。
 

タウンハウス形式ゆえのメリット・デメリット

 代田ロイアルハウスの住戸は専有面積が100㎡を超える、ゆとりある広さのファミリー向けの間取りで構成されています。
 外から見る限り3棟で全12戸のようですので、おそらく1棟につき4戸ずつ配置され、住戸内は3階建のメゾネット形式となっているようですね。
 ただ玄関は2階部分にあるので、使い勝手的には3階建というより上下にワンフロアーぶん行き来するといった感じでしょうか。

 このようなタウンハウス形式の住戸には開口部(サッシ)が多く設置することができ、一般のマンションと比べると明るく風通しは良さそうな印象です。
 ただし1階部分は半地下となっているため、陽当りの悪さや湿気は気になるところですし、実際に現地でしっかり確認すべきポイントですね。

 そして代田ロイアルハウスには良くも悪くも共用設備らしい共用設備がほぼないため、その管理修繕はローコスト運営が可能です。
 実際に現行の管理費・修繕積立金の平米単価は322円(2024年7月現在)と、マンションの築年数および総戸数を考慮するとかなり金額を抑えられています。

 総じて代田ロイアルハウスは駅までの距離感や住環境に魅力は感じられるものの、タウンハウス形式によりマンションのメリットを享受できない点は悩ましいところです。
 これならいっそのこと戸建を買ったほうがいいんじゃないかという、元も子もない発言はやっぱりダメですかね。

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この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。