コープ野村明大前

Overview

マンション概要

マンション名

コープ野村明大前


交通

京王線・井の頭線「明大前」駅 徒歩2分


所在地

世田谷区松原2-41-7


建築年月

1985年 9月


構造

鉄筋コンクリート造5階建


総戸数

21戸


新築分譲主

野村不動産


施工会社

東海興業


専有面積

41.19m2 〜 73.08m2


価格相場

★★★☆☆


売り出しレア度

★★★☆☆


商店街と住宅街に挟まれたコープ野村明大前

 コープ野村明大前は1985年に野村不動産によって分譲された、5階建のマンションです。
 野村のマンションといえば今や泣く子も黙るプラウドシリーズがトップブランド化しましたが、この頃のコープ野村マンションはまだあまりパッとしない感じですね。
 ちなみに世田谷ではこのコープ野村明大前を最後に、次なるブランドのヒルズへと継承される分水嶺のマンションでもありました。

 そんなコープ野村明大前の外壁はライトグレーの吹付塗装がなされ、1階テナントとエントランス周りだけ小さめのスクエア型タイルで装飾がなされています。
 マンション北側の通りは賑やかな商店街であるいっぽう、南側に目を向けると穏やかな住宅街という二面性のある立地も味わい深さがありますね。

明大前駅徒歩2分で電車の利便性高し

 コープ野村明大前は最寄駅の明大前から徒歩2分ほどの立地で、新宿・渋谷・吉祥寺・調布など1本でアクセスできる鉄道利便性の高さが大きな魅力です。
 一般に京王線の駅チカ物件は甲州街道沿いが多いですが、コープ野村明大前はやや内側に入っているため、騒音や振動の影響はそれほど気にならないでしょう。

 食料品の買い物はフレンテ明大前が徒歩2分ほどの距離にあるうえ、ロピア松原店が徒歩5分ほどで利用できて利便性は高そうです。
 また、甲州街道を渡ってすぐのところに玉川上水公園があるので、散歩やジョギングをするのにちょうど良い距離感ですね。

角住戸と中住戸とで住空間が大きく異なる印象

 コープ野村明大前の住戸は専有面積が40㎡台と50㎡台を中心とする、ややコンパクトなサイズの間取りで構成されています。
 住戸は南向きと西向きとにわかれていますが、いずれもバルコニーの先は道路があるため、駅チカの割に陽当りや眺望は問題なさそうな雰囲気ですね。

 新築当初の間取りを見てみると開口部がやや少なめで、例えば47㎡タイプの中住戸はバルコニー側に2ヵ所しか開口していません。
 いっぽう角住戸の47㎡タイプは出窓や小サッシを含め計7ヵ所開口しているので、住戸内の明るさや空間の広がりは断然角住戸のほうが優れているように想像できます。

 最後にコープ野村明大前でひとつ気になるポイントとして、毎月のランニングコストの高さが挙げられます。
 現行の管理費・修繕積立金の平米単価は865円(2024年11月現在)で平成バブル期のマンションを除外すると、かなり高めの設定金額となっています。

 確かに全21戸で規模は小ぶりですが、エレベーター以外に特別な共用設備があるわけでもないのに、ちょっとお高い気がしないではありません。
 まぁでも割安な金額を徴収し続けて、いざ大規模修繕工事を実施しようにも資金不足に陥り、修繕積立金の値上げも反対意見が多い管理不全状態のマンションに比べれば、ずっと安心ですけどね。

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この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。