砧リリエンハイム

Overview

マンション概要

マンション名

砧リリエンハイム


交通

小田急線「祖師ヶ谷大蔵」駅 徒歩20分


所在地

世田谷区砧1-3-7


建築年月

1985年 4月


構造

鉄筋コンクリート造4階建


総戸数

16戸


新築分譲主

昭和地所


施工会社

大和建設


専有面積

42.00m2 〜 55.33m2


価格相場

★★☆☆☆


売り出しレア度

★★★★☆


三方角地に颯爽と佇む砧リリエンハイム

 砧リリエンハイムは1985年に昭和地所によって分譲された、4階建のマンションです。
 同社は1970年代から90年代にかけて、首都圏全域においてリリエンハイムの名を冠したマンションを販売していました。
 このリリエンハイムなる名前の由来はよくわかりませんが、ドイツ語の”lilien(ユリの花)”から着想を得ているのでしょうか。

 そんな砧リリエンハイムの外壁はホワイトタイルが全面に貼られ、明るい三方角地に颯爽と佇むフォルムが印象的です。
 それにしても敷地内の植樹がたいそう繁っており、完全に道路側に越境しているのですが、これは特に問題ないのでしょうか。

何かと便利な三本杉陸橋エリアに立地

 砧リリエンハイムは駅からの距離は果てしなく遠いものの、世田谷通りと環八通りが交わる賑やかな「三本杉陸橋」エリアに立地しています。
 その割に砧リリエンハイム周辺はマンションや戸建が建ち並ぶ住宅街で、穏やかな日常生活を送ることができそうですね。

 食料品の買い物はサミットストア砧店が徒歩3分ほどと至近にあるうえ、世田谷通り沿いには多くの飲食店をはじめとする多彩な店舗が軒を連ねています。
 そして何より都立砧公園までは徒歩9分ほどの立地ですので、子育て世帯からお年寄りまで思い思いに楽しめることでしょう。

土地が傾斜していて住戸位置によって眺望が微妙に異なる

 砧リリエンハイムの住戸は専有面積が40㎡台と50㎡台の、ややコンパクトなサイズの間取りで構成されています。
 新築当初の間取りは部屋数重視の2DKから3DKタイプまでいろいろですが、複数バルコニーを配置したり吹抜けを設けたりと、明るく風通しの良さそうな雰囲気は伝わりますね。

 住戸は南東向きと南西向きとにわかれていますが、いずれもバルコニーの先は道路に面しているため、一定の陽当りと眺望は確保されている印象です。
 また、マンションの敷地は北東方向に向かって上がっています(傾斜がある)ので、例えば1階住戸でもそのポジションによって眺望が微妙に変わってきます。
 したがって、売り物件が出たときには真っ先に住戸位置を確認しておきたいですね。

 そして4階建の砧リリエンハイムにエレベーターは付いていません(通称:エレなし)ので、特に4階住戸は毎日の階段の上り下りは大変なうえ、将来売るにも貸すにも苦戦必至となるのは間違いありません。
 ただマンション全体でみたときには、むしろエレベーターの維持改修コストがかからないぶん、エレなしはメリットの側面のほうが大きいといえるでしょうか。

 最後に、砧リリエンハイムは壁式工法で建てられているため、躯体となる住戸内の一部の壁を撤去することができません。
 そのためリノベーション工事による間取り変更を前提として購入する場合、希望通りに変更できない可能性がありますので、事前にしっかり調査しましょう。

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この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。