




Overview
マンション概要
マンション名
ライオンズスクエア用賀
交通
田園都市線「用賀」駅 徒歩8分
所在地
世田谷区玉川台2-39-16
建築年月
2002年 1月
構造
鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階付12階建
総戸数
69戸
新築分譲主
大京
施工会社
東洋建設
藤木工務店
専有面積
81.14m2 〜 131.70m2
価格相場
★★★★☆
売り出しレア度
★★☆☆☆
亜流として秘かに存在したライオンズスクエア用賀
ライオンズスクエア用賀は2001年に大京によって分譲された、12階建の高層マンションです。
ライオンズといえば、マンションデベロッパーの雄・大京が分譲したマンションシリーズとして、あまりにも有名です。
一般にはライオンズマンションやライオンズガーデンが多いのですが、2000年代初頭に大京はひっそりとこのライオンズスクエアなる亜流シリーズを販売していました。
そんなライオンズスクエア用賀の外壁はブラウンとライトグレーのふたつのタイルでデザインされ、遠目から見てもドッシリとした存在感を放っています。
その割にと言っては何ですが、エントランスをはじめ共用部分が小ざっぱりとし過ぎているのは、少し残念な気がしないではありません。


環八×首都高に面するも利便性は高め
ライオンズスクエア用賀は最寄駅の用賀から徒歩8分ほどの距離にあり、環八通りと首都高の交差点である「環八東名入口」に面した少々ハードなロケーションです。
マンション周辺の交通量はかなり多めのため、クルマやバイクの騒音はそれなりに覚悟する必要がありそうですね。
食料品の買い物は用賀駅周辺の複数のスーパーが利用できるほか、環八通りを南に2分も歩けばニトリ環八用賀店があって利便性はかなり高そうです。
また、交差点の向かいには都立砧公園があるので、子育て世帯からお年寄りまで思い思いに楽しめることでしょう。
住戸はゆとりある間取りが多く、気になる高コスト体質
ライオンズスクエア用賀の住戸は専有面積が80㎡台から130㎡台までの、ゆとりのあるファミリー向けの間取りで構成されています。
新築当初の間取りを見ると、専有面積で100㎡を下回る住戸はいずれも2LDK若しくは2SLDKのため、3LDKを狙うには広さ100㎡を超える住戸がターゲットになる点には注意が必要です。
また、住戸はすべて南向きとなっており、バルコニーの先は視界を遮るような建物はほぼ無いので、陽当りや眺望に優れていることでしょう。
そしてマンションは東西に長い形状をしているため、必然的に環八通りから離れた東側のポジションの住戸ほど騒音の影響は少なそうな気もしますね。
ライオンズスクエア用賀で気になる点はランニングコストの高さで、現行の管理費・修繕積立金の平米単価は490円(2025年5月現在)と水準自体はそれほどでもありませんが、何せ広い住戸が多く100㎡を超える住戸では月額50,000円以上の負担となります。
さらにライオンズスクエア用賀は中古マンション界隈でカネ喰い虫ツートップと称される、機械式駐車場と複数のエレベーターを備えるなど高コスト体質な点も不安は不安ですね。
総じてライオンズスクエア用賀は砧公園至近の希少性が高い立地で、且つ用賀駅もそれなりに近いアドバンテージはあるものの、住環境や住戸の広さはあまり時代にフィットしていない感じがします。
少子高齢化とソロ世帯化が進行する日本では需要に合いづらくなっていく気もしますが、果てしてどうでしょうか。
Map