メルシー用賀ウエスト

Overview

マンション概要

マンション名

メルシー用賀ウエスト


交通

田園都市線「用賀」駅 徒歩6分


所在地

世田谷区玉川台2-37-1


建築年月

1995年 9月


構造

鉄筋コンクリート造6階建


総戸数

16戸


新築分譲主

誠興業不動産


施工会社

山田建設


専有面積

40.03m2 〜 50.77m2


価格相場

★★★☆☆


売り出しレア度

★★★★☆


住宅街に柔和に溶け込むメルシー用賀ウエスト

 メルシー用賀ウエストは1995年に誠興業不動産によって分譲された、6階建のマンションです。
 1973年に設立された同社は不動産売買や賃貸、建設などを手掛ける総合不動産会社で、1990年代から2000年頃まで本社のある目黒区近辺にてメルシーの名を冠したマンションを販売していました。
 ちなみに用賀「ウエスト」とあるのは、同じ玉川台二丁目に一棟賃貸マンションの「メルシー用賀」があるからと思われます。

 そんなメルシー用賀ウエストの外壁はスクエア型のライトグレータイルが貼られ、住宅街に柔和に溶け込むフォルムが印象的です。
 エントランス上部の外壁デザインは、どこか地球外惑星を思わせる独特な雰囲気に仕上がっていますね。

駅前スーパー&砧公園へのアクセス良好

 メルシー用賀ウエストは最寄駅の用賀から徒歩6分の距離にあり、開放感のある南北両面道路に接するロケーションです。
 とりわけマンションの南側道路は幅員にゆとりがあるうえクルマが頻繁に通る印象もないため、静かで穏やかな暮らしが期待できるでしょう。

 食料品の買い物はオーケー新用賀店が徒歩4分ほどで利用でき、且つ大小さまざまなスーパーが用賀駅周辺にあって選択肢に困ることはなさそうです。
 そして何より都立砧公園までは徒歩8分ほどの立地ですので、子育て世帯からお年寄りまで思い思いに楽しめることでしょう。

駅からの距離や陽当りは良さげだが、どこかパッとしない

 メルシー用賀ウエストのほとんどの住戸は、専有面積が50㎡台の2LDKタイプで構成されています。
 新築当初の間取りは真ん中にリビングがあって両脇に居室がふたつ配置され、そのすべてが南向きのバルコニーに面しているので明るく開放感がありそうですね。

 そしてメルシー用賀ウエストの南側には、建物の高さに最も厳しい第一種低層住居専用地域が広がるため、将来にわたり環境が大きく変化しないであろう点に安心感が得られます。
 また、マンション北側には首都高の高架がありますが、メルシー用賀ウエストに北側に面する居室はないため、騒音等の影響はかなり抑えられているのではないでしょうか。

 メルシー用賀ウエストは全16戸と小ぶりな規模ゆえ、ワンフロアー3戸(※1階除く)で必然的に角住戸が多くプライバシー性に優れたメリットがあります。
 ただし、いっぽうで共用部分の管理修繕コストは割高になりがちで、現行の管理費・修繕積立金の平米単価は508円(2020年8月現在)ですが、やや古い情報でもあり、これでは済まない印象が強いですね。

 総じてメルシー用賀ウエストは駅までの距離感や陽当りの良さなど、ほど良い塩梅でバランスが取れた物件であるように見受けられます。
 ただしどこかパッとしないうえ、首都高の高架に圧迫されるイメージが強いところが少し勿体ない感じもしますね。

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この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。