ライオンズマンション上北沢第3

Overview

マンション概要

マンション名

ライオンズマンション上北沢第3


交通

京王線「上北沢」駅 徒歩5分


所在地

世田谷区上北沢4-4-12


建築年月

1988年 7月


構造

鉄筋コンクリート造5階建


総戸数

24戸


新築分譲主

大京


施工会社

東京建設工事


専有面積

33.16m2 〜 57.74m2


価格相場

★★★☆☆


売り出しレア度

★★★☆☆


エリア最後発のライマン上北沢第3

 ライオンズマンション上北沢第3は1988年に大京によって分譲された、5階建のマンションです。
 ライオンズマンション(通称:ライマン)といえば、マンションデベロッパーの雄・大京が分譲したマンションシリーズとして、あまりにも有名。
 このライマン上北沢第3は先発した「ライオンズマンション上北沢」「ライオンズマンション上北沢第2」に続く、上北沢エリアのライマン最後のピースです。

 そんなライマン上北沢第3の外壁はレンガ調タイルが貼られ、格調高さを演出しつつ悠然としたフォルムに仕上がっています。
 まるで小さいお家を模ったようなライマン上北沢第3のエントランス庇が、実に可愛らしいですよね。

線路沿いの立地だが高架化工事に期待

 ライマン上北沢第3は最寄駅の上北沢から徒歩5分ほどの距離の、京王線の線路沿いに立地しています。
 線路からの騒音はありますがマンションの北側道路は交通量が少ないうえ、周辺は穏やかな住宅街が広がっていて暮らしやすそうな雰囲気です。

 食料品の買い物はサミットストア上北沢店が徒歩4分ほどと至近にあり、さらにキッチンコート桜上水店が徒歩10分かからない距離のため、用途に応じてうまく使い分けができそう。
 現在京王線の高架化工事が進行中であり、マンション周辺がきれいに整備されると街並みもグッと良くなりそうですね。

L字型バルコニーや専用庭が付いていて空間的な広がりを実感

 ライマン上北沢第3の住戸は専有面積が30㎡台から50㎡台までの、ややコンパクトサイズの間取りで構成されています。
 新築当初の間取りを見てみると、広めのL字型バルコニー若しくは専用庭が付いている住戸が目立ち、住戸内の空間的な広がりは数値以上に感じることが出来そうですね。

 住戸は南向きと東向きとにわかれていますが、現状の南向き住戸は陽当りや眺望が優れるいっぽう、京王線の高架化によって低層階住戸の眺望が悪化するリスクは避けられそうにありません。
 その観点からすると、ライマン上北沢第3では上層階若しくは東向き住戸をチョイスするのが無難といえそうです。

 そしてライマン上北沢第3の特徴のひとつに、少々重たいランニングコストが挙げられます。
 現行の管理費・修繕積立金の平米単価は728円(2025年6月現在)と高水準であり、その理由として考えられるのは全24戸とやや小ぶりな規模ゆえにコスパが悪いこと、加えて敷地内駐車場がないため駐車場の使用料収入が見込めないことでしょうか。
 管理組合の会計は一朝一夕に改善できるものではないため、日常の節制はもちろんながら今後の値上げ議論には注意が必要です。

 最後に、ライマン上北沢第3は壁式工法で建てられているため、躯体となる住戸内の一部の壁を撤去することができません。
 そのためリノベーション工事による間取り変更を前提として購入する場合、希望通りに変更できない可能性がありますので、事前にしっかり調査しましょう。

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この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。