ジェイステージ千歳台

Overview

マンション概要

マンション名

ジェイステージ千歳台


交通

小田急線「祖師ヶ谷大蔵」駅 徒歩10分


所在地

世田谷区千歳台1-21-1


建築年月

1991年 8月


構造

鉄筋コンクリート造3階建


総戸数

10戸


新築分譲主

エースネット


施工会社

淺沼組


専有面積

70.53m2 〜 85.90m2


価格相場

★★☆☆☆


売り出しレア度

★★★☆☆


都会的で洗練されたフォルムのジェイステージ千歳台

 ジェイステージ千歳台は1991年にエースネットによって分譲された、3階建の低層マンションです。
 ただし建築当初はエースネットが開発を手掛けていたものの、平成バブル崩壊の折からか、住宅金融債権管理機構に取って代わられ販売された経緯があるようです。
 財閥系不動産会社や大手商社、鉄道系不動産会社を除くほとんどの不動産会社は平成バブル崩壊の荒波を乗り越えられなかったようで、これも仕方ないですかね。

 そんなジェイステージ千歳台の外壁はライトブラウンタイルが貼られ、アクセント的にコンクリート打ちっぱなしやガラスブロックが瀟洒にあしらわれています。
 マンションの東側道路(荒玉水道道路)方向の外壁にはアール(曲線)のデザインを採用し、都会的で洗練された佇まいですね。

比較的静かで明るい東南角地に立地

 ジェイステージ千歳台は最寄駅の祖師ヶ谷大蔵から徒歩10分ほどの距離にあり、荒玉水道道路沿いの明るい東南角地のロケーションとなっています。
 荒玉水道道路は道路の特性上クルマのスピードが制限されるため、比較的静かで落ち着いた住環境が守られているといえるでしょう。

 食料品の買い物はサミットストア砧環八通り店が徒歩6分ほどで利用できるほか、多くの店舗で賑わう祖師谷通り商店街まで徒歩10分ほどの距離で、利便性はやや高めです。
 そして何より荒玉水道道路を挟んで笠森公園があるので、子育て世帯にとっては何かと心強い立地ですよ。

住環境の維持は確実視されるがコスパは良くない

 ジェイステージ千歳台の住戸は専有面積が70㎡台から80㎡台までの、ファミリー向けの間取りで構成されています。
 新築当初の間取りを見ると、東側のポジションの住戸はリビングの外壁がアール状になっていてお洒落な反面、使い勝手にやや難がありそうな印象ですね。

 住戸はすべて東南向きとなっており、またバルコニーの先は道路と公園が広がるため、陽当りや眺望に優れていることでしょう。
 ただし住戸に付設するバルコニー面積が4㎡台とことのほか狭く、現地で感じる空間的な広がりは思ったより乏しく感じるかもしれません。

 そしてジェイステージ千歳台で気になる点を挙げると、やはり全10戸の小ぶりな規模ゆえ管理修繕コスパが悪くなりがちなところでしょうか。
 3階建ながらエレベーターも備わり快適ないっぽう、エレベーターの維持改修コストは決して無視できるものではありません。
 現行の管理費・修繕積立金の平米単価は424円(2020年9月現在)とそれほど高い水準ではありませんが、将来の値上げ圧力となる要因がてんこ盛りな点はしっかり押さえておきましょう。

 最後に、ジェイステージ千歳台の周辺は建物の高さに最も厳しい第一種低層住居専用地域のため、世田谷らしい青空と緑が身近な暮らしが期待できます。
 これは将来的に住環境が大きく変貌を遂げる可能性はほぼないと言えるので、永住を前提に購入するうえでは安心感があって良いですね。

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周辺地図

この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。