祖師谷ハイツ

Overview

マンション概要

マンション名

祖師谷ハイツ


交通

小田急線「祖師ヶ谷大蔵」駅 徒歩9分


所在地

世田谷区千歳台1-15-10


建築年月

1973年 8月


構造

鉄筋コンクリート造4階建


総戸数

56戸


新築分譲主

小長井興業


施工会社

小長井住研


専有面積

47.25m2 〜 49.14m2


価格相場

★★☆☆☆


売り出しレア度

★★★☆☆


昭和レトロ感が全開の祖師谷ハイツ

 祖師谷ハイツは1973年に小長井興業によって分譲された、4階建のマンションです。
 ハイツと聞くと、一般にはかつて東京建物が販売していたマンションシリーズとして知られますが(あまり知られてないか)、小長井興業も名乗っていたんですね。
 小長井興業といえば、吉祥寺駅前にある「吉祥寺コーポ」などコーポシリーズが有名ですが、さしづめコーポの亜流的な位置づけだったのでしょうか。

 そんな祖師谷ハイツの外壁は濃淡まだらなグレータイルとホワイトの吹付塗装のデザインバランスが、昭和のトレンド最前線といった趣を存分に体現しています。
 令和の現代からすると、一周回って古き良きレトロな雰囲気が堪らないっていうファンが付きそうな佇まいですよね。

買い物便利な明るい三方角地に立地

 祖師谷ハイツは最寄駅の祖師ヶ谷大蔵から徒歩10分を切った距離にあり、荒玉水道道路沿いの明るい三方角地に佇んでいます。
 荒玉水道道路は道路の特性上クルマのスピードが制限されるため、比較的静かで落ち着いた住環境が守られているといえるでしょう。

 食料品の買い物はサミットストア砧環八通り店が徒歩6分ほどで利用できるほか、多くの店舗で賑わう祖師谷通り商店街まで徒歩9分ほどの距離で、利便性はやや高めです。
 そして何より荒玉水道道路を挟んで笠森公園があるので、子育て世帯にとっては何かと心強い立地ですよ。

運営コスパ良く住環境が守られる安心感がメリット

 祖師谷ハイツの住戸は専有面積が47㎡タイプと49㎡タイプの、ふたつの間取りタイプのみで構成されています。
 新築当初の間取りはいずれも2LDKとなっておりますが、広さの差は2㎡ほどのため、実質的な違いはほとんどないといって差し支えないでしょう。
 住戸はすべて東南向きであり、バルコニーの先は戸建住宅が建ち並んでいるので、陽当り・眺望ともに問題はなさそうな印象です。

 そして祖師谷ハイツにエレベーターは付いていない(通称:エレなし)ため、特に4階住戸は毎日の階段の上り下りは大変なうえ、将来売るにも貸すにも苦戦必至となるのは間違いありません。
 ただしエレベーターの維持改修コストを負担しなくて済むぶん、決してエレなしはデメリットと言い切れないのも事実です。
 実際に現行の管理費・修繕積立金の平米単価は423円(2024年12月現在)と、築年数の割にコスパ良く運営できているマンションといえるでしょう。

 最後に、祖師谷ハイツの周辺は建物の高さに最も厳しい第一種低層住居専用地域のため、世田谷らしい青空と緑が身近な暮らしが期待できます。
 これは将来的に住環境が大きく変貌を遂げる可能性はほぼないと言えるので、永住を前提に購入するうえでは安心感があって良いですね。

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この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。