ライオンズグローベル千歳船橋

Overview

マンション概要

マンション名

ライオンズグローベル千歳船橋


交通

小田急線「千歳船橋」駅 徒歩12分


所在地

世田谷区千歳台3-4-6


建築年月

2004年 8月


構造

鉄筋コンクリート造9階建


総戸数

22戸


新築分譲主

グローベルス


施工会社

東急建設


専有面積

55.91m2 〜 73.69m2


価格相場

★★★☆☆


売り出しレア度

★★★☆☆


ライマンの亜流、ライオンズグローベル千歳船橋

 ライオンズグローベル千歳船橋は2004年にグローベルスによって分譲された、9階建のマンションです。
 同社はライオンズマンション(通称:ライマン)でお馴染みの大京と提携し、主に2000年代にライオンズグローベルの名を冠したマンションを販売していました。
 最終的にグローベルスは社名変更や合併などを経たのち、2023年にJトラストに吸収合併された模様です。

 そんなライオンズグローベル千歳船橋の外壁は複数のカラーのタイルを貼りわけ、ポップで爽やかな印象のフォルムに仕上がっています。
 キリッとした雰囲気のエントランス周辺に関しても、ライマンっぽくないように私は感じますが、皆さんはどうでしょうか。

駅やスーパーには微妙に遠い立地

 ライオンズグローベル千歳船橋は駅から微妙に距離があるうえ、交通量の多い環八通り沿いのロケーションとなっています。
 ただ、マンションは成城警察署に近いこともあってか、周辺を通るクルマの交通マナーは悪くない印象で、多少なりともその恩恵を受けているかもしれません。

 食料品の買い物はサミットストア砧環八通り店、若しくは千歳船橋駅周辺のスーパーまで徒歩10分ほどを要するため、決して便利とは言い難いでしょうか。
 また、界隈では比較的大きめの希望丘南公園まで徒歩4分ほどの立地のため、子育て世帯にとって過ごしやすい環境が整ってますよ。

角住戸が多く快適そうな住空間も、ランニングコストが…

 ライオンズグローベル千歳船橋の住戸は専有面積が50㎡台と70㎡台の、ファミリー向けの間取りで構成されています。
 新築当初の間取りは2LDKと3LDKのラインナップですが、リビングの隣に引き戸を挟んで居室を配置することで、広さ20帖ほどのLDKとして使えるように設計されているようですね。

 住戸はすべて南西向きとなっており、バルコニーの先は道路を挟んで戸建やアパートが建ち並ぶため、陽当りや眺望に優れた住戸が多いことでしょう。
 またワンフロアー2戸ないし3戸のため、その多くが角住戸となり、居室内では採光性や風通しに恵まれた様子が想像できます。

 ライオンズグローベル千歳船橋で少し気になる点を挙げると、やはり全22戸と小ぶりな規模ゆえの管理修繕コスパの悪さでしょうか。
 現行の管理費・修繕積立金の平米単価は708円(2024年7月現在)とそれなりの高負担であり、専有面積71㎡タイプでは月50,000円を超えるランニングコストとなっています。

 さらに中古マンション界隈でカネ喰い虫ツートップと称される、機械式駐車場とエレベーターがともに備わっているのも少し悩ましいところですかね。
 特に機械式駐車場は空き区画の慢性化に伴い平置き駐車場に潰してしまうケースが散見され、これはこれで維持改修コストが浮くいっぽう、同時に駐車場の使用料収入の増加も見込めなくなります。
 この「機械式駐車場をどうするか問題」は管理組合の腕の見せどころですので、今後に注目していきたいです。

Map

周辺地図

この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。